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猫のカーテンのぼりやカーテン遊びを防止するには|しつけ方法と防止できる4種のカーテンを紹介
猫を飼ううえでカーテンのことが気になっている方が少なくありません。
猫の性格によってもその度合いは変わりますが、遊ぶだけではなく、爪をひっかけてのぼったり、カーテンレールの上に乗ったりすることもあります。
そんな「猫のカーテンのぼり」をやめさせるには、どのような方法があるのでしょうか。
今回は、カーテンのぼりをやめさせる2つのしつけ方法と3つのアイテムを紹介します。
更に、しつけやアイテムでは効果がなかった場合の「カーテンのぼりを防止できる4種類カーテン」についてまとめてみました。
各カーテンのおおよその価格帯についても紹介いたしますので、「カーテンのぼりを何とかしたい!」と考えられている方は是非一度参考にしてみてください。
まずは2つのしつけ方法を試してみよう
まず初めに試したいのが「猫のしつけ」です。
しつけ方法として代表的なものですと、以下の2通りがあげられます。
- カーテンを高い位置でくくる
- 猫の爪を切る
この2つのしつけ方法について詳しく見ていきましょう。
カーテンを高い位置でくくる
カーテンを高い位置でくくることで、猫の手が届かない場所にカーテンをあげておくことが出来ます。
これを継続することで、猫のカーテンへの興味そのものを薄れさせることが出来るかもしれません。
しかし、視線が気になる夜間にはあまり使えない方法です。
猫の爪を切る
こまめに爪を切る事でもしつけに繋がります。
爪が長いからこそカーテンにのぼれるので、こまめに切っておけばカーテンのぼりの対策になるでしょう。
ただし、爪切りを嫌がる猫が多いので、その点は注意です。
無理やりすると腕をボロボロにされてしまうことも…。
猫のしつけを諦めた人にオススメの3つのアイテム
上記のしつけ方法を試してみたけど効果がなかったという場合には、これから紹介する3つのアイテムを試してみるという方法もあります。
キャットタワーを置く
カーテンのそばにキャットタワーを置くことで、カーテンへの興味をそらすことが出来ます。
カーテンのぼりをする理由として「高いところに上りたい」「爪を研ぎたい」という、猫の本能があげられます。
なので、キャットタワーをカーテンのそばに置くことで、カーテンへの興味を逸らすことができます。
しかし、新しいものになかなか興味を示さない性格の猫もいますので、注意が必要です。
カーテンに猫が嫌がるスプレーをかける
「忌避剤」と呼ばれる猫が嫌がるスプレーをカーテンにかけておくという手段もオススメです。
「カーテン=嫌な臭い」という印象付けをすることで、カーテン自体を嫌いにさせる効果が見込めます。
丸めたガムテープを貼っておく
猫は、粘着質なものを嫌う傾向があります。
なので、猫の手が届くような低い位置にガムテープなどの粘着性がある物を付けておくと嫌がって触らないようにもできます。
ただし、年齢の若い猫だとそれを飛び越えてカーテンをのぼろうとする可能性もありますので、先ほど紹介した「忌避剤」などと組み合わせて使うことで更なる効果が見込めるでしょう。
【ちなみに】
上記で紹介したしつけ方法とアイテムの一部は、カーテンのぼりをした直後に行うことでも効果が見込めます。
例えば、カーテンにのぼっているのを見かけたら爪切りを取り出すなど、「カーテンにのぼる=嫌なことが起こる」と学習させることで、より防止効果が見込めるでしょう。
猫のカーテンのぼりを防止できる4つのカーテン
ここまで、しつけやアイテムを使っての対策方法を紹介いたしました。
しかし、やんちゃな性格の猫ですと、しつけやアイテムでは効果がない、もしくはなかったという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
ここからは、しつけがきかない猫にも効果が見込める、「猫のカーテンのぼりを防止できる4つのカーテン」を紹介いたします。
また、おおよその価格帯についてもまとめておきますので、購入の際は是非参考にしてみてください。
遮光カーテン
意外に思われる方もいるかもしれませんが、遮光カーテンは光を通さないという機能を持っているので、生地の繊維間の隙間が無いカーテンです。
繊維が詰まっていると猫の爪が引っ掛かりにくくなるので、カーテンのぼりを防止することが出来ます。
ただし、経年劣化でどうしても糸がほつれてしまいます。
ほつれた糸は猫の爪が引っ掛かり、せっかく防止していた猫のカーテンのぼりを再発させてしまう恐れがあるので注意が必要です。
おおよその価格帯
ホームセンター等で買える既製品ですと、安いもので3千円~1万円程のようです。
特殊な形状の窓に合わせたい、しっかりとした作りのものにしたいと考えられており、オーダーカーテンにした場合ですと2~3万円程になるようです。
バーチカルブラインド
ブラインドというと、横向きのイメージを持たれている方が多いと思います。
しかし、横向きのブラインドは、猫のカーテンのぼりやカーテン遊びを防止するには不向きです。
その理由としましては「スラットが折れ曲がり、けがの原因になる」という部分があげられます。
横型のブラインドには猫が手を引っ掛けられるくらいの隙間があるので、遊んで折れ曲がってしまったスラットでけがをしてしまうことも考えられます。
今回は縦型のブラインドに焦点を当てて紹介致します。
縦型のブラインドは、スラットが縦向きで細長いので、そもそもカーテンのぼりがしにくいという利点があります。
生地がつるつるした質感の物もありますので、カーテンのぼりを防止するのに特化させる事も可能です。
ただし、ひらひらと揺れるスラットに興味を示して、遊んでしまう可能性がありますので、注意が必要です。
おおよその価格帯
既製品であっても高価なものが多く、取り付けまでを含めると最低でも5万円前後になります。
オーダーの場合、15万~20万かかることもあるようです。
猫のカーテンのぼりを防止する目的で購入するとなると、少し覚悟のいる値段ですね。
効果は見込めますが、あまり現実的な手段であるとは言えないかもしれません。
ロールスクリーン
ロールスクリーンは、お部屋作りをする上でも選ばれる方が増えています。
見た目もスリムでカーテンの様に嵩張らないので、モダンなお部屋作りを目指している方にもオススメです。
生地がツルっとしていて薄いものが多く、爪を引っ掛けてのぼる事が困難です。
更に、上下に開閉できるので、猫の手が届かない位置にあげておけば、カーテンのぼりだけでなく、カーテンで遊ぶことも防止できます。
ただし、閉め切っているタイミングを狙って遊び始める可能性がありますので、「忌避剤」を付けておくなど、別途対策が必要な場合があります。
おおよその価格帯
既製品ですと5千円以下で買えるものもあります。
大きな窓ですとサイズの調整が必要です。
仮にオーダーカーテンでロールスクリーンを頼んだ場合1~5万円程になることがあります。
シェードカーテン
シェードカーテンはロールスクリーンと同様に、上下に開閉できる性質を持っています。
カーテンとほとんど同じ生地から作ることもできるので、オーダーの際に柄などをこだわった物にすることも可能です。
「ロールスクリーンだと、すこし淡泊かも」と感じられる方には、シェードカーテンがオススメです。
上下に開閉出来るので、猫の手が届かない位置で留めておくことが出来ます。
ロールスクリーンにも言えることなのですが、高さ調節用のチェーンがぶら下がっているとそれで遊んでしまう可能性もあります。
なので、垂らしたままにするのではなく高めの位置でまとめておくなど、チェーンの方にも少し工夫が必要です。
おおよその価格帯
既製品ですと、安いもので8千円程です。
大きなサイズのものや、オーダーでサイズ直しをした場合ですと3~5万円程になります。
調整器具がコードかチェーンかによっても価格に変動があるようですので、実物を見ながら考えてみるのもいいでしょう。
猫がのぼっても破れにくい丈夫なカーテンはある?
破れにくいといえば、天然素材のリネンカーテンがあげられるのですが、高価なものが多いため「カーテンのぼりを防止する為だけに買うのは…」と思われる方が多いでしょう。
実際、カーテンのぼり自体をやめさせないと、今度はカーテンレールやカーテンレールを設置している壁が傷んでしまい、最悪の場合、壁の修繕が必要になってしまうことも考えられます。
コストを抑えるのであれば、根気強くしつけを行っていくことが、最もいい方法であるといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もし、カーテンの買い替えを検討されるのであれば、大きな窓ですと既製品ではサイズが合わない場合もあります。
そんな時は一度、オーダーカーテンの専門店へ相談に行ってみることがオススメです。
猫のカーテンのぼりで悩まれる方は少なくないので、相談を通して最適な答えが見つかるかもしれません。
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