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カーテンの洗濯表示はカーテン上部か下部にある!洗濯表示のマークの見方も詳しく解説
カーテンを洗濯する場合、まずは洗濯表示を確認しなくてはいけません。
簡単なことのようですが、意外と疑問は尽きもの。
「カーテンの洗濯表示ってどこにあるの?」
「カーテンの洗濯表示ってどうやって見るの?」
今回の記事では、こうした洗濯表示についての疑問を解決していきます。
カーテンの洗濯表示はどこについている?
カーテンの洗濯表示は、カーテンの裏地の上部、もしくは下部についていることが多いです。
パッと見では見えなくても、カーテンの芯地の内側に巻き込まれていることがあります。
大きいカーテンやヒダの深いカーテンでは見つかりにくいかもしれませんが、よく探してみましょう。
カーテンに洗濯表示がない場合は、まずお店やメーカーに問い合わせる
カーテンに洗濯表示がない場合や、洗濯表示の文字が日焼けで消えている場合は、イチかバチかで洗濯する前に、カーテンを買ったお店やメーカーに問い合わせてみましょう。
カーテンの情報を照会して、洗濯表示の内容が正しく分かることがあります。
ネットでは「近くのクリーニング屋さんで聞いてみよう」という意見も多いです。
しかし、カーテンのダメージは目視だけでは把握できないために、プロのクリーニング屋さんであっても、洗えるかどうか(どうやって洗うか)を、的確に判断できるわけではありません。
洗濯表示のないカーテンをクリーニング屋さんに任せる場合は、「最悪、縮んでしまってもいいや」という気持ちでいきましょう。
「カーテン表示がないカーテンで、縮んだり破れたりは絶対させたくない!」というカーテンは、残念ながら洗濯することができません。
カーテンの洗濯表示の見方
カーテンの洗濯表示には、様々な記号が書かれています。
それら記号が表す方法にきちんと従うことで、カーテンを余計に傷めることなく、綺麗に洗濯することができます。
- 「家庭洗濯」に関する洗濯記号
- 「漂白」に関する洗濯記号
- 「タンブル乾燥」に関する洗濯記号
- 「自然乾燥」に関する洗濯記号
- 「アイロン」に関する洗濯記号
- 「クリーニング」に関する洗濯記号
「家庭洗濯」に関する洗濯記号
2016年”まで”の商品には「洗濯機」の記号が(旧・洗濯表示)、現在までの商品には「桶」の記号が(新・洗濯表示)、洗濯表示に書かれています。
60℃を上限に、洗濯機OK
60℃を上限に、”弱く”洗濯機OK
桶の下の1本線は、”弱く”を意味します。
洗濯機のコースで「ソフト洗い」「手洗いコース」などを選びましょう。
40℃を上限に、洗濯機OK
ちなみにぬるま湯は、”30~40℃”を指します。
40℃を上限に、”弱く”洗濯機OK
40℃を上限に、”非常に弱く”洗濯機OK
桶の下の2本線は、”非常に弱く”を意味します。
お使いの洗濯機で、もっともソフトなコースを選んでカーテンを洗いましょう。
40℃を上限に、手洗いOK
30℃を限度に、手洗いOK ※旧・洗濯表示
家庭洗濯NG
家庭洗濯NGの記号だけは新・旧変わらず、「桶にバツ」がついたものです。
「漂白」に関する洗濯記号
2016年12月以降の新・洗濯表示では、酸素系漂白剤を使用できるか・できないかが、判別できるようになっています。
漂白OK
酸素系漂白剤でのみ、漂白OK ※新・洗濯表示
新・洗濯表示にのみある記号です。
この記号があるカーテンは、酸素系漂白剤は使えるけれども、塩素系の漂白剤は使えません。
漂白NG
「タンブル乾燥」に関する洗濯記号
タンブル乾燥に関する洗濯記号は、新・洗濯表示から登場したものです。
タンブル乾燥とは、衣類を熱と共に回転(一部ゆりかご動作)させて乾かす方法です。コインランドリーでよく見かける乾燥機がそうですね。
80℃を上限に、タンブル乾燥OK
60℃を上限に、タンブル乾燥OK
タンブル乾燥NG
カーテンは、タンブル乾燥NGであることが多いです。
タンブル乾燥NGのカーテンを、誤ってタンブル乾燥にかけてしまうと、カーテン生地が縮んでシワシワになることがあります。
「自然乾燥」に関する洗濯記号
2016年”まで”の商品には「服」の記号が(旧・洗濯表示)、現在までの商品には「四角形+線」の記号が(新・洗濯表示)、洗濯表示に書かれています。
つり干しがよい
カーテン乾燥におけるつり干しとは、洗ったカーテンにフックを付け直して、カーテンレールにもどして干すことを指します。
”日陰での”つり干しがよい
ぬれつり干しがよい ※新・洗濯表示
ぬれつり干しとは、洗濯物を脱水せずに、濡れたまま干す方法のことです。
麻の風合いを活かすためなどに指示されますが、カーテンの洗濯表示ではあまり見かけません。
”日陰での”ぬれつり干しがよい ※新・洗濯表示
平干しがよい
平干しとは、重力をなるべく受けないよう、洗濯物を吊らずに平らに置いて干す方法のことです。
カーテンの洗濯表示ではほとんど見かけませんが、覚えておいて損はないでしょう。
「アイロン」に関する洗濯記号
210℃を上限に、アイロン処理ができる ※旧・洗濯表示
200℃を上限に、アイロン処理ができる
160℃を上限に、アイロン処理ができる ※旧・洗濯表示
150℃を上限に、アイロン処理ができる
120℃を上限に、アイロン処理ができる ※旧・洗濯表示
110℃を上限に、アイロン処理ができる
ただし、スチームは禁止です。
アイロン処理できない
このマークがついていないカーテンは、各上限温度を守ってアイロンがけすることができます。
しかし、アイロンがけをするとカーテンが傷みやすいことを念頭に置き、あて布を忘れず使うようにしましょう。
「クリーニング」に関する洗濯記号
クリーニング処理とひと口にいっても、様々な種類があります。
どんな種類のクリーニングができ、どんな溶剤を使用できるのか、よく確認しましょう。
ドライクリーニングOK
これらはパークロロエチレンという溶剤でも、石油系の溶剤でもドライクリーニングOKのマークです。
弱く、ドライクリーニングOK ※新・洗濯表示
丸の下の1本線は、”弱く”という意味です。
この表示でも、パークロロエチレンと石油系、両方の溶剤を使用することができます。
石油系溶剤で、ドライクリーニングOK
この記号がついているカーテンは、パークロロエチレンの溶剤は使えないけれども、石油系溶剤を使ってドライクリーニングすることができます。
石油系溶剤で、弱くドライクリーニングOK ※新・洗濯表示
ドライクリーニングNG
ウェットクリーニングOK
ちなみにウェットクリーニングとは、クリーニング屋さんが行う”プロの水洗い”と捉えればよいでしょう。
ドライクリーニングのみでは対処しにくい、汗や水溶性の汚れで硬くなった生地の汚れを落とすことに効果があります。
弱く、ウェットクリーニングOK
とても弱く、ウェットクリーニングOK
ウェットクリーニングNG
カーテンの洗濯表示を確認したら……
カーテンの洗濯表示を確認すれば、どんな方法でカーテンを洗濯すればいいのか、よく分かると思います。
以下では、
- 洗濯機でカーテンを洗う方法
- 手洗いでカーテンを洗う方法
- カーテンをクリーニングに出す方法
……について、簡単に解説してみます。
洗濯機でカーテンを洗ってみよう
旧・洗濯表示における「洗濯機」マークや、新・洗濯表示における「桶」マークのついたカーテンは、洗濯機OKのカーテンです。
次の手順で、洗濯機で洗ってみましょう!
《カーテンを洗濯機で洗うときの手順》
- あらかじめカーテンからゴミ・ホコリなどを取り除く
- カーテンレールからカーテンを外す
- カーテンのフックを取り外す
- カーテンをジャバラ状に折りたたむ
- 洗濯ネットにカーテンを入れ、洗濯機にIN
- 洗濯をスタート
※「手洗い」「ソフト」などやさしめのコース推奨
※中性洗剤推奨- すすぎはしっかりめに (合計2~3分)
- 脱水時間は短めに (30秒~1分)
- 洗濯が終わったら、カーテンをレールに戻して自然乾燥させる
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手洗いでカーテンを洗ってみよう
「桶+手」マークや、「桶+手洗イ(文字)」マークがついたカーテンは、手洗いしてみましょう。
先述した洗濯機OKのマークのカーテンも、手洗いしてOKです。長く使っているカーテンなど、生地の傷みが気になる場合は、手洗いがオススメです。
《カーテンを手洗いするときの手順》
- あらかじめカーテンからゴミ・ホコリなどを取り除く
- カーテンレールからカーテンを外す
- カーテンのフックを取り外す
- カーテンをジャバラ状に折りたたむ
- 容器に準備した洗濯液に10分ほど浸け置きする
※カーテンは大きいので、お家の浴槽を洗濯容器にすることがオススメ- 押し洗いをする
- 水を流し、再度水を入れてすすぐ
- 水を抜き、上から押してカーテンを絞る
- カーテンを絞ったらすぐに、レールに戻して自然乾燥させる
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カーテンをクリーニングに出してみよう
「桶+バツ」マークがついているカーテンは、家で水洗いできないカーテンです。
このカーテンに「○+P」マークや「○+F」マークがついているのなら、クリーニング店に持ち込んでドライクリーニングを頼むことで、カーテンは綺麗になります。
ドライクリーニングの料金はお店によりますが、よくあるカーテンのサイズ幅100cm×高さ180cmのドレープカーテンで、1,500円前後です。
カビ取りやシミ抜きなどの作業が加わる場合は、別途料金がかかります。
カーテンの状態があまり悪いと、クリーニング後の品質を保証できません。
洗濯表示でクリーニングOKになっていても、クリーニングを断られる場合があるので注意です。
カーテンが綺麗になった!次に洗うのはいつ?
洗濯表示を確認し、無事に洗濯を終えて綺麗になったカーテン、次に洗うべきはいつでしょう?
答えは、半年~1年後です。洗濯時期は、冬はカーテンが乾きにくいので避けて、春・夏に合わせるとよいでしょう。
繰り返し洗い、寿命をむかえたカーテンは買い替える
洗濯表示に従い、正しい方法で適切な時期に洗濯をしていけば、お気に入りのカーテンは長持ちします。
しかし、もちろん無限にカーテンが綺麗になり続けるわけではありません。
衣類と同様に、カーテンにも”捨て時”というものがあります。
一般にカーテンの寿命は、5~8年くらいです。
この年数を超えて使用しているカーテンは、洗濯表示の内容に関わらず、買い替えたほうがいいかもしれません。
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【まとめ】
以上、カーテンの洗濯表示の場所や、見方について解説しました。
「カーテンのお手入れをしよう!」と決めたら、まずはカーテン上部あるいは下部に縫い付けられている、洗濯表示を見つけることから始めましょう。
先に述べたように、洗濯表示に従ったお手入れを行うことで、縮みや破れなどの洗濯トラブルを回避し、カーテンを長持ちさせることができます。
そして、残念ながらどの方法でも洗濯が不向きのカーテンは、模様替えだと思って新しいカーテンに買い替えることをオススメします。
最寄りのインテリアショップや、メーカーのフェアで、お気に入りのカーテンを探してみてください。
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