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カーテンに付いたホコリを掃除する3つの方法
現在販売されているカーテンの生地は、お家の洗濯機で洗濯することができるウォッシャブルタイプも多くあり、比較的お手入れがしやすくなっています。
年に1~2回程度カーテンを洗濯すれば、汚れが定着せずキレイな状態を長く保つことができるでしょう。
ただ、年に数回洗濯機にかけたりドライクリーニングに出すことだけが、カーテンお手入れの全てではありません。
「もっとこまめに、カーテンに付着しているホコリだけでも、簡単に落とすことができればいいな」とお考えの方も、多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、手軽にできるカーテンのホコリ掃除の方法を紹介します。
こまめにホコリを掃除したほうがいいカーテンの種類
- ホコリが付着しやすいカーテン
- ホコリが目立ちやすいカーテン
こまめにホコリ掃除をした方がいいカーテンの種類は、上記2パターンに分かれます。
以下でさらに詳しく、説明しましょう。
【1】ホコリが付着しやすいカーテンはポリエステル製カーテン
カーテン素材の特性上、ホコリが付着しやすいカーテンがあります。それが、ポリエステル製のカーテンです。
ポリエステル製カーテンは、生地の耐久性に優れている一方、静電気を帯びやすいというデメリットを持ちます。
カーテン生地が静電気をまとうと、空気中をただようホコリを吸い寄せて、そのまま付着させてしまうのです。
【2】ホコリが目立ちやすいカーテンは黒色・緑色・紺色のカーテン
黒色・緑色・紺色など深い色味のカーテンは、家具やカーペットと同じくホコリが目立ちやすいです。
これは説明しなくても分かるかもしれませんが、ホコリが白っぽい色をしていることが理由です。コントラストのように、特にホコリの汚れが浮いて見えるという訳ですね。
逆に白やベージュ・パステルカラーなど淡い色のカーテンは、何かこぼした時の汚れは非常に目立ってしまうものの、ホコリが付着していることについては分かりにくいです。
ただし見た目では分かりにくいだけで、実際にはカーテンの表面にびっしりホコリが付いているケースがあるため、油断は禁物でしょう。
カーテンのホコリを掃除する3つの方法
- 手でカーテン生地をパンパンたたく
- フェザーダスターをかける
- 布地専用のアタッチメントを付けた掃除機をかける
カーテンに付着したホコリを掃除するために有効なのは、上記3つの掃除方法です。
試すことが手軽な順に、並べてみました。以下でそれぞれのカーテンのホコリ掃除の方法を、簡単に説明しましょう。
【1】手でカーテン生地をパンパン叩く
毎日のお部屋掃除の流れにすぐに加えられるほど簡単な、カーテンのホコリを掃除する方法は、カーテン生地をパンパンと手で叩き、ホコリをはたき落とすことです。
カーテンをレールから外し、ベランダの物干し竿などにキレイにかけてはたき落とすことが理想ですが、それを毎日やるのは大変だと思いますので、カーテンレールにかけたままでも大丈夫です。
ただ、強い力で叩いたり、布団たたきなど硬い物で叩いたりすると、カーテンの生地を傷めてしまう可能性があるのでNGです。
【2】フェザーダスターをかける
デリケートなカーテンのホコリ掃除にオススメの道具は、フェザーダスターです。
ハンディタイプの掃除用具は他にも様々ありますが、特にフェザーダスターはふわふわとやわらかく、大切な物を傷つけないようにホコリ取りすることに優れていると評判です。
手でカーテンのホコリをはたき落とすことと比べ、フェザーダスターを使えばカーテンからホコリが舞い散らないことがメリットです。
【3】布地専用のアタッチメントを付けた掃除機をかける
布地専用のアタッチメント(回転ブラシ)を取り付けた掃除機で、カーテンに付着したホコリを吸い取ることも1つの方法です。
カーテンの生地は布団やカーペットよりも繊細なので、通常の床掃除のような使い方はせず、生地の上から裾にかけて、”掃除機の吸い取り口をくっつけては離す”ことを繰り返すほうが良いでしょう。
アタッチメントの付いていない吸引力の高い掃除機を使うことは、カーテンの生地が傷むだけでなく、掃除機が生地を巻き込んでシワクチャになってしまうのでNGです。
カーテン生地自体のホコリをとる以外に大切な2つのこと
ここまでは、カーテン生地”そのもの”に付着したホコリを掃除する方法を紹介しましたが、カーテンを清潔に保つために必要なのは、カーテン生地そのものの掃除だけではありません。
カーテンにホコリを付着させないために大切な、2つのポイントをお伝えします。
部屋に掃除機をきちんとかけて、空気中を舞うホコリを減らすことが大切
カーテンのホコリを落とすことだけに着目するのではなく、そもそもカーテンにびっしりとホコリが付いてしまう環境をどうにかすることも大切です。
カーテンにホコリが付着するのは、静電気などの影響で空気中のホコリが吸い寄せられてしまうためです。
つまり、部屋の空気中を舞うホコリを減らす必要があると言えます。
ホコリは重力で床の上に落ちていますが、その近くを人が歩いたり空調の風が通ることで、空気中に舞い上がります。
ですから掃除機をこまめにかけて、床の上に落ちているホコリをなるべく減らしましょう。
カーテンレールの上のホコリも要チェック
カーテン生地のホコリだけではなく、カーテンレールの上にホコリが溜まっていないかどうかもチェックしましょう。
カーテンレールの凹凸に溜まったホコリは、ちょっとふき取るだけでは取れにくく、やがてホコリの汚れがカーテンに移ってカビを発生させることがあります。
カーテンレールのホコリ掃除を手軽にするなら、溝のないカーテンボックスをカーテンレールに被せるように取り付けることをオススメします。
⇒ カーテンボックスについて詳しく知りたい方はコチラ
※「カーテンボックスとは?機能と取り付け事例を紹介」のコラムへリンクしています。
制電カーテンや自然素材100%のカーテンはホコリが付きにくい
「ホコリやカビ汚れが付きにくいカーテンを今から選びたい!」という方は、制電カーテンを選ぶといいです。
制電カーテンは、繊維の電気抵抗がなるだけ小さくなるよう工夫がされていて、カーテンにホコリを吸着させる静電気が発生しにくいという効果があります。ちなみに洗濯しても、カーテンの制電効果が落ちることはほぼありません。
また、綿100%のカーテンやリネン100%のカーテンなども静電気を起こしにくいため、ホコリをカーテンに寄せ付けないというメリットがあります。
化学繊維で作られたカーテンより少しお手入れが難しいですが、ナチュラルな雰囲気を持ちつつホコリが付着しにくいカーテンを選びたい方は、自然素材100%のカーテンを選ぶといいでしょう。
⇒ 綿(コットン)100%のカーテンの特徴について詳しく知りたい方はコチラ
※「コットン100%のカーテンのいいトコロとお手入れの注意点」のコラムへリンクしています。
まとめ
以上、カーテンに付いたホコリをこまめに掃除する方法についてお伝えしました。
ハウスダストアレルギーが気になる方や、ホコリの汚れが付着しやすい素材・ホコリが目立つ色のカーテンを選んでいる方は、年に1~2回のお洗濯と併せて、こまめなカーテンのホコリ掃除も行ってほしいと思います。
欲しいカーテン生地のお手入れ方法については、オーダーカーテンの専門店が詳しく説明することもできますので、お気軽にご相談ください。
オーダーカーテンのことならメリーカーテンにおまかせ下さい。
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