シルクロード手織絨毯展

サンライズビル 2F Cホール
遥かなる時を超え、シルクロードの夢を絨毯に見る。
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、世界の銘品を集めた「シルクロード手織絨毯展」を開催する運びと なりました。
今回は、約3000年前に遊牧民の暮らしから生まれた手織絨毯の 原点であるウール絨毯をご紹介するとともに、
西はトルコ、ペルシア、 東は中国まで、シルクロード各地に広がる手織絨毯の珠玉の品々をご覧いただける 内容となっております。
ご多忙の折とは存じますが、どうぞご高覧賜りますよう お願い申しあげます。皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げます。
 
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シルクロードの真髄 華麗なるペルシア絨毯
シルクロードの真髄 華麗なるペルシア絨毯 3000年を超える歴史を持ち、シルクロード全域に広がる手織絨毯産地の中でも、多彩なデザインと緻密な製織技術で知られるペルシア絨毯。現在でも絨毯の最高峰とされているペルシア絨毯の主な産地の作品をご紹介します。  
ペルシア絨毯産地紹介
聖なる地、マシャドが生んだ比類なき緻密さを誇るウール絨毯
イラン第二のとしでイスラム教の聖地のひとつでもある、マシャド。この地での絨毯づくりは16世紀のサファビー朝まで遡ります。20世紀初頭にはイラン随一の工房が設立され発展してきました。マシャドの絨毯の特徴は、ウールでありながらシルク絨毯を上回る精巧な織りと、染料にコチニールを用いた赤色。独特な深みのある色合いは、世界中の人々を魅了しています。用と美を兼ね備えたウール絨毯の真髄に触れられる。それが聖地マシャドの手織絨毯です。  
400年の伝統と揺るぎない美しさを、現代に蘇らせたムガール絨毯
曲線美ときめ細やかな文様の、ダブルノット絨毯
ダブルノット製法で作られた絨毯は結び目が細かく、優美な曲線を描くことが可能で、複雑な文様を多色使いで表現できます。緯糸(よこいと)を2本(ダブル)で入れることにより厚みが生まれ、踏み心地が良く、耐久性に富んでいることも特徴です。
 
優美なる愛の記念碑に思いを馳せてダージ・マハル コレクション
完璧なシンメトリー、純白の大理石、そして繊細な装飾…。
世界一美しき霊廟と讃えられる世界遺産タージ・マハルは、 ムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の王妃ムムターズ・マハルの死を悼むために20年以上もかけてつくり上げた愛の記念碑です。 水晶やメノウ、珊瑚…様々な宝石の象嵌細工が織りなす麗しき植物文様をモチーフとした手織絨毯には、奥深き愛の物語が宿っています。
ラジャビアン工房
ペルシア絨毯の名産地コムにおいて、1993年に世界で初めてシルク絨毯を制作した老舗工房。イランの国花であるバラのモチーフが代名詞です。赤と青の鮮やかな染色と細かな織りが融合したバラ絨毯は、まさに優美で繊細。その唯一無二の美しさは、世界中の愛好家から絶賛されています。
モハッマド・ジャムシーディ工房
斬新なオリジナルデザイン、草木染めによる260色もの色糸を使った妙なる色彩、精緻を極めた驚異的な織りの技術。細密画にも似た繊細は表情を持つ作品は、世界各国のセレブリティ、絨毯コレクターからつねに絶賛されています。近年、ペルシアシルク絨毯の名声の確立に大きく貢献した、コムを代表する工房です。
サイード・ハーキ工房
ハーキ工房の過去の例にとらわれないどくそう出来で繊細な色調、最高級の織技術からもたらされる細やな文様は、日本のライフスタイルにも美しく調和します。他には決して真似のできない完成に彩られた絨毯は、数々の国際的な栄冠を獲得。これからのコムを代表する工房として大きな期待を集めています。
伝統の美コレクション 雅 春夏秋冬、巡り変わる自然を愛し、その中に生きぬいた日本人が持つ独自の美的センス。そこから生まれた数々の美しい伝統文様は私たちに憧憬にも似た感情を呼び起こします。今回特別に、その美し文様の魅力と時代背景を現代の絨毯で再現しました。  
流水紅葉草花
観世水花丸紋
ラジャスタン ラグ
ラジャスタン
多種多様な文化の交易地として歴史を重ねてきたインド・ラジャスタン地方。この地の自然や暮らし、文化が持つ独自の世界観を、先鋭的なデザインと自然素材特有の風合いを通して、手織のウールラグに表現しました。
ラジャスタン ラグ