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お部屋の間仕切りをするならどれがいい?| 3種類のカーテンと特徴
日々の生活の中で「お部屋の間仕切りをしたい」と考えることってありますよね。
お部屋の間仕切りが必要なシチュエーションとして代表的なものには、
「エアコンの効きが悪い」
「脱衣所にドアがない為、廊下から中が見えてしまう」
「子供が兄弟で、二人とも大きくなってきたのでそろそろ部屋を分けてあげたい」
などが挙げられます。
ドアや壁の新設によって、1つの部屋を仕切るためには、大幅なリフォームが必要です。
しかも1度新設したら、簡単には撤去することができません。
(再度リフォームを検討することになり、手間もお金もかかってしまいます。)
「ドアや壁を作るリフォームにはお金がかかりすぎるし、1度作ったら撤去できない……。もっと手軽に部屋の空間を仕切ることができたら……」とお悩みの人にオススメなのは、カーテンを部屋の間仕切りとして取り付ける方法です。
本記事では、費用を安く抑えながら、機能性を持たせた間仕切りができる3種のカーテンについて取り上げます。
カーテンと同じく、オフィスやお部屋の間仕切りとして使われることが多い「パーテーション」との違いについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ニーズ別】間仕切り用カーテン・スクリーンの特徴
- アコーディオンカーテン
- ロールスクリーン
- プリーツスクリーン
まずは「窓辺」だけでなく、「お部屋の間仕切り」として使われることも多い、3種類のカーテン(スクリーン)のニーズとそれに合った特徴について、簡単に説明していきます。
【1】プライバシーを重視したい!⇒ アコーディオンカーテンで間仕切り
※浴室の間仕切りの為にアコーディオンカーテンを使った例
アコーディオンカーテンを設置された方のお悩みとして、以下のようなものがありました。
「開放的な空間にしたい」との想いで、これまで洗面所に間仕切りをつけておられませんでした。しかし、実際に日常生活の中で使っていくうちに、洗面所の向こうがすぐお風呂であることや、リビングから見えることが気になり、間仕切りになる商品を探しておられました。
⇒ 詳細(施工事例):洗面所に奥に人の存在を感じるアコーディオンカーテンの取り付け
上記のお悩みが示すように、開放的な空間を重視したお家では、本来ドアがついているような場所に、ドアがついていないことがあります。
「最初は開放感があるだけでよかったけれど、プライバシーのために仕切りたいところが出てきた……」と思うことが少なくないでしょう。
こんな場合アコーディオンカーテンなら、お家のコンセプトはなるべく変えずに、プライバシーを保護してくれます。
後述するスクリーン系の間仕切りと違い、アコーディオンカーテンはカチッとしっかり閉まるため、風になびくなどして、仕切られた空間の向こう側が不意に見える心配が少ないことがメリットでしょう。
また、アコーディオンカーテンの種類によっては、ロック機能を付けることができます。
勝手に人が入らないようにしっかり仕切りたい空間には、アコーディオンカーテンによる間仕切りがオススメです。
【ちなみに】
アコーディオンカーテンの場合、カーテンレールを曲線にすることができます。
ロールスクリーンが複数必要な空間づくりを考えられている方は、機械部分(取り付け部分)がゴチャゴチャしないよう、アコーディオンカーテンという選択肢を増やしてみるとよいでしょう。
【2】ニオイや冷暖房まで極力仕切りたい! ⇒ ロールスクリーンで間仕切り
ロールスクリーンは、開閉の度合いを手軽に切り替えられ、アコーディオンカーテンで心配される、床との隙間をほぼ無くすことができます。
「冷暖房の空気が分散してしまう」
「キッチンから漏れてくるニオイが気になる」
というお悩みの解決策として、ロールスクリーンで部屋の間仕切りを作ることが有効なのです。
ロールスクリーンは、遮光性を低くした半透明の生地や、すだれ調の生地などバリエーションが豊富でにあり、部屋の雰囲気に合った間仕切りが成立しやすいです。
「お部屋のイメージを最大限壊さない間仕切りが欲しいな」と考えられている方は、ロールスクリーンから探すとお目当てのものが見つかりやすいでしょう。
ただ先ほども少し触れましたが、ロールスクリーンは、簡単に風になびいてしまいます。
キッチンコンロの近くなど、万が一風が吹き込んだ時に引火の可能性がある場所には、ロールスクリーンを取り付けない等の、配慮が必要です。
【3】和風テイストを目指したい ⇒ プリーツスクリーンで間仕切り
“和紙のような質感”の素材で和のイメージを崩さない為、今や和室コーディネートの定番となりつつある、プリーツスクリーン。
このプリーツスクリーンは、特にリビング続きの和室の間仕切りに適しています。
また、ツインスタイルという、遮光性の異なる2枚の生地の開き方を自由に調整できるものもあり、
- 小さいお子様のプレイルームなどを作りたい時は遮光性が低く、シルエットが見えやすい生地。
- 来客時、リビングから見える和室が気になる時には、目隠しとして遮光性が高い生地。
上記のようなシチュエーションによる、便利な使い分けが可能です。
ただしロールスクリーンと同様、風になびきやすいので、設置場所には配慮が必要です。
パーテーションとカーテンならどっちがいいの?
ここまで、間仕切りに便利なカーテン・スクリーンの特徴をご紹介しました。
しかしもう1つ、間仕切り用のアイテムとして定番のモノに、パーテーションがあります。
ここからは「カーテンとパーテーションなら、どちらがいいのか?」と疑問を持たれている方に向け、カーテンとパーテーションの特徴を比較していきます。
圧迫感の無い空間を作るなら「パーテーション」
カーテンは天井から吊り下げるため、圧迫感を感じることがあるかもしれません。
圧迫感を軽減したい空間には、パーテーションによる間仕切りがオススメです。
パーテーションなら天井との間にスペースができ、天井から床まで一気に塞いでしまうカーテンよりも、少しは圧迫感を減らせます。
「簡易的に仕切られた応接間や、打ち合わせスペースを作りたい」という人に向いているでしょう。
ただ、折りたたむ手間がある分、人通りが多い廊下などの間仕切りとしては、パーテーションは不向きです。
また、パーテーションのデザインによっては、いかにも「オフィス!」という感じが拭えず、堅苦しい感じを出してしまうことがあるかもしれません。
防臭や遮光、断熱などの機能性を考えるなら「カーテン」
カーテンとパーテーションとの違いとして一番大きいのは、やはり機能性でしょう。
音やニオイを抑えたり、冷暖房の効率をよくしたいなら、機能性を持つ生地で作られたカーテン・スクリーンなどを、間仕切りにするほうがいいと思います。
また、カーテンはオーダーメイドができることも、大きな魅力の1つとして挙げられます。
ただの間仕切りではなく、オシャレで質が高い間仕切りを作ることが、オーダーによって可能です。
オーダーカーテンの専門店であれば、インテリアコーディネーターと相談し、お部屋にとてもよく合う生地を提案してもらえます。
まとめ
記事を読まれた方の中には、「カーテンは窓辺だけのもの」と考えられていた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし室内の空間を仕切る上でも、カーテンは効果を発揮できるのです。
「リフォームは費用が高くなるから…」と理想の空間づくりを諦めてしまう前に、「カーテンで仕切る」という選択肢があることを知っておいて損はないでしょう。
ただし、場所によっては「パーテーションでも十分だ」ということもあるので、目的に合った間仕切り方法を見つけてくださいね。
アコーディオンカーテン・各種スクリーンのオーダーメイドならメリーカーテンにご相談ください。
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