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ローマンシェードとは?あなたのお部屋に合いそうな事例も紹介
普通のカーテンとはひと味異なる風合いが楽しめるローマンシェード。
ドレープカーテンやレースカーテンをじゃばらに折りたたみながら上下に開閉するシェードのことで、シェードカーテンとも呼ばれます。
この記事ではローマンシェードについて、弊社の取り付け事例も踏まえつつご紹介していきます。
ローマンシェードとは?
ローマンシェードとは、ドレープカーテンやレースカーテンを上下に昇降して開閉するカーテンです。
操作も簡単で、採光調節もしやすく、普通のドレープカーテンよりもすっきりとした印象を作れるのが特徴です。
素材
ローマンシェードの素材は、普通のドレープカーテンと同様で種類豊富です。
市販されている多くのローマンシェードは、ポリエステル・アクリル・レーヨン等の「化学繊維」でできています。
予算が少しあがってしまいますが、素材にこだわりたい方は、綿・麻・ウール・絹などの「天然繊維」のローマンシェードもあります。
「素材にこだわりたいけど、予算も抑えたい…」という方には、化学繊維と天然繊維の混紡でできたものもおすすめです。
また、和室にもマッチするようなすだれタイプや薄い木の板を使った経木(キョウギ)タイプのものもあります。
操作方法
シェードの上げ下げを行う昇降機構には、コード式とドラム式があります。
ドラム式の場合はチェーンやコードなど種類があり、用途や窓の大きさに応じて選ぶとよいでしょう。
コード式
ヘッドレールに通した昇降コードを直接操作し、ストッパーで停止させる方式。昇降コードを直接引っ張るため操作が少し重く感じられるので、小窓や軽い素材に適している。
ドラム式シングルタイプ
ヘッドレール内蔵のドラムで昇降コードを巻き取り、ストッパーで停止させる方式。ボールチェーンやループコードを引いて操作する。コード式と比べ軽い力で操作できるのが特徴。
ドラム式ツインタイプ(ワンチェーンタイプ)
前後2枚のシェードを1本のボールチェーンで操作する方式。手前のシェードはループの手前側チェーン、奥側のシェードはループ奥側のチェーンで操作する。
ハンドル式
ハンドルを手で回してシェードの昇降を行う方式。天窓や傾斜窓に使われることが多い。
電動式
ヘッドレールに内蔵されたモーターの力で昇降を行う方式。スイッチやリモコンで操作するため、大型窓や手の届かない高窓などに適している。
メンテナンス方法
日常の基本のお手入れは、生地の汚れを布やハタキで落とします。こまめに換気をして、布地を乾燥させ、室内の除湿も定期的に行いましょう。
布地以外の器具部分のお掃除は、中性洗剤(食器食品用)を水でうすめたもので汚れを拭き取りましょう。汚れがひどくても、シンナー、ベンジン等は使わないようにしてくださいね。
布地をお洗濯する場合は、必ず洗濯ラベルをチェックし、水洗いができるものであるか確認してから行いましょう。
ローマンシェードのメリット
普通のドレープカーテンではなく、ローマンシェードを設置するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットとして、以下の2つがあげられます。
お部屋がすっきり見える
ローマンシェードはカーテンを閉めている状態だと、普通のカーテンのようにドレープ(布がウェーブになっている部分)がなく、フラットな1枚布なのでお部屋をスッキリとした印象にすることができます。
光が入る量を調整しやすい
普通のカーテンは横に開閉するので、お部屋に均一に光を入れるにはカーテンを全開にするしかありません。しかし、ローマンシェードなら上下に開け閉めできるので、途中まで下げておくと直射日光を遮りつつお部屋に日光を取り入れることができます。
ローマンシェードの種類
ローマンシェードはさまざまな種類のかたちのシェードがあります。
ローマンシェードの代表的な種類は以下の6つです。
- シャープシェード
- スリムシェード
- ベビースワンシェード
- ピーコックシェード
- バルーンシェード
- オーストリアンシェード
お部屋のインテリアにあわせて、ローマンシェードの種類を変えてみるのもいいですね。
以下ではそれぞれのローマンシェードの形の特徴を見ていきましょう。
プレーンシェード
一番代表的な形が、このプレーンシェードです。
上下方向に昇降し、自由な位置でとめられるので日差しの調整も可能です。 高さを調整することで日避けや目隠しをしながら、下から光や風を通すことができます。
シャープシェード
和モダンぽくしたくてシャープシェードにしたんだけどこれにしてよかったな 和モダンになってるかどうかは別として、少しだけ下げて雪見障子みたいにもできるので前面棟があるマンションにはいいと思う pic.twitter.com/hZD4W57kXP
— 白川祐 (@ShirakawaYou) December 29, 2018
生地の裏側に等間隔に入れた横の細長いバーでひだをとりながらたたみ上げるスタイルです。
直線的なラインが入っているのが特徴で、洋室はもちろん和テイストにも合うローマンシェードです。
スリムシェード
細長い窓(スリット窓)に対応したスリムタイプのシェードのことを指します。
とても簡単にいってしまえば、プレーンシェードのスリム版です。
ベビースワンシェード
写真引用元:インテリアショップWORK’s
こちらも細長い窓(スリット窓)に対応したスリムタイプのシェードです。
スリムシェードとの違いはシェードの昇降の仕方で、中央部をたくし上げてるためやわらかなスワッグが生まれ、かわいらしい印象になります。
ピーコックシェード
写真引用元:インテリアショップWORK’s
シェードをたたみ上げたときに、裾が丸く扇のように半円形になるスタイルのシェードです。
シェードを下ろしているときは、シャープシェードのようにシンプルな1枚の布になります。
バルーンシェード
玄関から通路はタイル。部屋は天然木の一枚板フローリング、クロスはウィリアムモリスの無地。カーテンはバルーンシェードで。あとは本人のお好きに。 pic.twitter.com/rIjYSmSwvq
— ショコラにゃーご (@vhJtMU7DHeayRAu) April 29, 2020
シェードを上げていくとバルーン(風船)のように、裾を丸くたたみ上げるスタイルです。
上品な雰囲気やアンティークなインテリアとの相性が抜群です。
オーストリアンシェード
全体に細かいウェーブをとったスタイルのシェードです。
生地をたっぷりと使った細やかなドレープとフリルで華やかな雰囲気を演出できます。
ローマンシェードの取り付け事例
それでは、実際にメリーカーテンで取り付けたロールスクリーンの事例を写真と共にご紹介します。
裏地付きのシェードカーテンに交換して遮光性能アップ
奈良県生駒市の一戸建てにお住まいのお客様より「裏地付きシェードカーテンを取り付けたい」というご依頼をいただきました。
従来のシェードカーテンは、お客様の求めている暗さには及んでいないという状況だったので、裏地を付けて遮光性能をアップ、遮熱や保温効果も期待できる新しいシェードカーテンを取り付けることになりました。
プレーンシェードを巻き取る機械の部分は、まだキレイで、長く使えそうな状態だったので、シェード(幕)の部分だけ交換することに。
シェードだけ交換する場合、機械ごとシェードを交換する場合よりも、2~3割ほど費用を抑えることが可能になります。
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寝室にもあう落ち着いたツインプレーンシェード
大阪市内の新築一戸建てにお引っ越しされるお客様から、お家まるごとカーテンコーディネートのご依頼でしたが「寝室にはヒラヒラしないカーテンがいい」とのご要望でした。
寝室の家具はシンプルなデザインなので、それらに合わせてスッキリした窓辺にしたかったそうです。
生地がなびかないシュッとしたスタイルが魅力のツインプレーンシェードを、シンプルな2枚の生地で仕立てたことで、お客様のご希望どおりにスッキリした印象の寝室が完成しました。
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リビングをスッキリ見せる北欧風シェード
大阪市城東区にあるマンションのリビングに、北欧風のミックスボーダーシェード(小鳥柄×青無地)をコーディネートした事例です。
お客様のご希望であった小鳥柄のカーテン生地は、ミックスボーダーシェードのアクセントとして取り入れ、べースが青い生地に対して、どの位置にどのくらいの配分で小鳥の柄を入れるのか、入念に打ち合わせをします。
2つの柄・色を組み合わせて、カーテン・シェードをつくる場合、2:8くらいの配分にすると、全体的にまとまりがよく見えると言われています。
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人気のレースインのダブルシェードでリビングを華やかに
大阪市平野区のマンションにお住まいのお客様に、いま流行りのレースインのダブルシェードをご提案した事例です。
お客様は、前回のカーテンも弊社のカーテンをご使用いただいており、今回は「華やかな雰囲気にイメージチェンジさせたい」とのご要望でした。
そこで、いま流行りのレースインのダブルシェードのカーテンをご提案させていただき、ショールームへご同行し吟味された結果、緑のドレープと葉の柄のレースをお選びいただきました。
もともとお客様のリビングにあった観葉植物とマッチする上に、緑色のシェードカーテンにすることで、木目調の家具とも相性が良いデザインです。
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昼と夜で色が変わる大理石に合うシェードカーテン
大阪市港区のマンションにお住まいのお客様に、夜景が楽しめるようなスタイリッシュなシェードカーテンをご提案した事例です。
お洒落がお好きな奥様の当初の要望は、花柄のついたゴージャスなドレープカーテンでしたが、景観を良くしようとする場合はドレープカーテンよりシェードにする事で、窓全体がスッキリします。
その為、「シェードにしてみてはいかがですか?」とご提案をさせていただきました。
また、お客様は花柄のカーテンをご希望でしたが、大理石が目立つ色であること、高級なインテリアが多めに配置されていることもあって「シンプルな黒色っぽいカーテンにしてみませんか?」とご提案をさせていただきました。
→ 詳しい事例を見る
まとめ
以上、弊社の事例をあわせてローマンシェードについてご紹介しました。
カーテンといえば、普通のドレープカーテンをイメージする方がほとんどかと思いますが、インテリアにあわせてカーテンの形を変えるだけでお部屋の印象はガラッとかわります。
カーテンの種類や設置に迷ったら、ぜひカーテンについて熟知したスタッフがアドバイスできるメリーカーテンにご相談くださいね。
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