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カーテンのカビがひどい!効果的に落とす方法やカビの原因について
カーテンは定期的に掃除しないと、いつの間にかカビが発生してしまいます。
カーテンに付着するカビの主な種類は、黒カビ・白カビ・青カビなどです。
カビの発生したカーテンは、どのように綺麗にすべきかわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、カーテンのカビを効果的に落とす方法について、カビの原因や予防法とあわせて解説します。
また、カーテンのカビを放置してしまった場合はどうなるのか?という疑問についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
カーテンに付着するひどいカビの原因は?
カーテンにカビが付着する原因には、主に以下の4つが挙げられます。
- 湿気
- 結露
- ホコリ
- 部屋干し
ここでは、カーテンにカビを発生させる原因についてそれぞれ解説します。
湿気
梅雨時など、湿気の多い時期はカーテンのカビに注意しなければなりません。
日当たりや通気性の悪い部屋などは湿度が高くなりやすいため、湿気によるカビが発生しやすいともいえます。
また、カーテンの裾部分に湿気が溜まりやすいので、カーテンを掃除する際は重点的にチェックしましょう。
結露
窓の結露がカーテンに付着することで、カビが発生する場合もあります。結露は、窓の外側・内側の温度差が原因で発生します。
特に、室内との温度差がある冬場に発生しやすいため、梅雨時以外にもカビの原因があると覚えておきましょう。
結露を放置すると黒カビなどが発生し、色素がカーテンに残ってしまう可能性もあります。
こまめにチェックし、カーテンに結露の水分が溜まらないようにしましょう。
ホコリ
カーテンのカビは、湿気や結露などの「水分」以外が原因で発生することがあります。
特にホコリは、カビにとっての栄養源であるため、ホコリを定期的に綺麗にしないとカビが繁殖しやすくなるでしょう。
普段何気なく生活しているだけでホコリは舞い上がり、カーテンに付着します。
湿気や結露だけに意識を向けてホコリを放置していると、気づかない間にカーテンにカビが発生することがあるため注意してください。
部屋干し
湿気が原因で発生するカーテンのカビ。
洗濯物を部屋干しすることが多いと湿度を高める原因になります。
また部屋干しによりカーテンレールに湿気が付着しやすくなることで、カビがより発生しやすくなるため注意が必要です。
梅雨時だけでなく、台風などで雨が続く時期は部屋干しすることが多いため、こまめにカーテンとカーテンレールの湿気にも目を向けてください。
ひどいカビの生えたカーテンは捨てなければいけないの?
カーテンにひどいカビが生えてしまうと、捨ててしまわなければいけないと考える方も多いでしょう。
洗っても取れないほど頑固なカビが付着してしまった場合は、確かに買い替えが必要です。
また、洗えない洗濯表示のカーテンもあるため、その場合は買い換えなければいけません。
しかしカーテンのカビは、適切な方法で落とせれば買い換える必要はありません。
以下の項目では、カーテンのカビを効果的に落とす方法を、アイテム別に紹介します。
カーテンのひどいカビを効果的に落とす方法をアイテム別に紹介
カーテンのカビは、アイテムごとに落とす方法が異なります。
主に、以下で挙げているアイテムを順番に使うことで、カーテンのカビを効果的に落とせるでしょう。
- 洗濯洗剤
- 酸素系漂白剤
- 塩素系漂白剤
上記に挙げたアイテムのなかで、塩素系漂白剤は色落ちしやすくなるのが特徴です。
そのため、まずは洗濯洗剤から試し、汚れが落ちなければ酸素系漂白剤、それでも落とせなければ色落ちのリスクを加味したうえで塩素系漂白剤を使うのがおすすめです。
また、汚れを落としながら消臭効果も追加したい場合は、重曹を使う場合もあります。
ここでは、上記3つの洗剤と重曹を使ってカーテンを洗う方法を紹介します。
1.洗濯洗剤
洗濯洗剤を使う場合は、まずカーテンを陰干しして乾燥させる必要があります。
乾燥させることでカビが取れやすくなります。
床に乾いたタオルを敷いて、カビの生えている面を下にして乗せてください。
カーテンを広げたら、洗濯洗剤の原液をブラシにつけて、カビの裏側から叩きます。
タオルにカビが移ったら、洗濯ネットに入れて洗濯機に入れてください。
洗濯機に入れる際は、洗濯表示などをしっかり確認しておきましょう。
洗濯機にかけ終わったら、カーテンレールや物干し竿にかけて乾燥させます。
カーテンに風が当たるように干すようにしましょう。
2.酸素系漂白剤
洗濯洗剤で落とせないカビには、酸素の泡で汚れを浮かして落とす酸素系漂白剤を使用しましょう。
ただし酸素系漂白剤は、手洗いや水洗いに適していないカーテンに使用してしまうと色落ちするので注意してください。
酸素系漂白剤を使ってカビを落とす場合は、まずカーテンを陰干しして、床に敷いた乾いたタオルの上に乗せましょう。
洗濯洗剤を使う場合と同様、裏から叩くようにしてカビをタオルに移してください。
その後、40℃程度のお湯を張った浴槽に酸素系漂白剤を入れ、20分ほどつけおきします。
20分経ったらお湯を抜き、泡立たなくなるまでカーテンをすすいでください。
最後は洗濯機に入れて脱水すれば完了です。
3.塩素系漂白剤
特にひどいカビは塩素系漂白剤で落としましょう。
ただし、酸素系漂白剤以上に色落ちしやすいため、洗濯表示はしっかり確認しておかなければなりません。
塩素系漂白剤でカーテンのカビを落とす場合は、他2つの洗剤とは手順が若干異なります。
以下を参考にしてください。
- まずはカーテンのカビを落とす場所を確保し、換気する
- ゴム手袋やマスクを着用する
- 色落ち予防のパッチテストを実施する
上記の手順を終えたら、洗濯機などに水を張り、塩素系漂白剤を入れてください。
この時、水が10リットルであれば洗剤は100ミリリットルを目安にしましょう。
適量の塩素系漂白剤を入れた水にカーテンを入れ、30分ほどつけおきしてからすすぎ、乾燥させたら完了です。
4.重曹
重曹を足してカーテンを洗うことで、より効果的にカビを落としやすくなります。
重曹であれば、色落ちさせずにカーテンの頑固なカビを綺麗にすることが可能です。
また重曹には消臭効果もあるため、汚れだけでなく気になるニオイを落とすのにもおすすめです。
重曹を使ってカーテンを洗う場合は、まず浴槽に40℃のお湯を張り、スプーン1杯の重曹を入れます。
その後カーテンを入れて30分ほどつけおきし、カビの目立つ箇所をもみ洗いしてください。
最後に洗濯機に入れ、濯ぎと脱水を実施します。
カーテンのカビを予防するには?
ここでは、カーテンのカビを事前に予防する方法について紹介します。
カーテンを清潔に保つ
カーテンにたまる湿気や結露、ホコリをこまめに落とすことでカーテンを清潔に保てます。
汚れが溜まったままのカーテンはカビが繁殖しやすいので、必ず実施してください。
また、除菌スプレーなどを使用するのもおすすめです。
定期的な換気
定期的に空気を入れ替え、部屋全体でカビ予防することも大切です。
空気を入れ替えることで部屋の湿度が逃げていくため、カビが発生しにくくなるでしょう。
除湿
雨の続く梅雨時や台風の時期は、部屋の空気を入れ替えにくいため湿気が溜まりやすくなります。
除湿機を活用し、室内の湿気を定期的に除去しましょう。
湿気が溜まらないよう、部屋干しの位置に注意することも大切です。
窓の水分を定期的に拭き取る
特に冬場は、カビの原因になりやすい結露が多く発生します。
結露を放置してしまうとカビが付着するため、窓の水分を拭き取るのは徹底してください。
タオルやクロスなどで拭ききれない場合は、結露防止スプレーなどを使用しましょう。
家具の位置に配慮する
窓の近くなどに家具を配置していると、カビが発生しやすくなります。
家具に付着したカビが広がり、カーテンも含めた部屋全体に広がる可能性もあるでしょう。
窓から少し離した位置に家具を配置し、家具や窓の付近に除湿剤を置くなどしてカビを防止してください。
カーテンのカビを放置してしまうとどうなる?
カーテンのカビをそのまま放置してしまうと、部屋全体にカビが広がってしまいます。
家具や壁にもカビが繁殖すると、簡単には落とせなくなります。
快適な空間から遠ざかることにもなるため、カーテンのカビは決して放置しないようにしましょう。
またカーテンのカビは、アトピーやアレルギー、喘息の原因にもなります。
場合によっては、肺炎やシックハウス症候群などの疾患を発症してしまうため、カーテンにカビが生えていたらすぐに落としてください。
まとめ
今回は、カーテンに付着するひどいカビの原因や予防法、カビをキレイに落とす方法について紹介しました。
カーテンのカビは落としにくさに応じて、洗剤などを適宜使い分けて落とす必要があります。
ただし、強すぎる洗剤を使用して色落ちしてしまうこともあるため、注意してください。
カーテンのカビは、放置してしまうと部屋全体にカビが広がってしまいます。
アトピーやアレルギー、喘息などの原因にもなるため、カビを発見したらこまめに落とすようにしましょう。
万が一カーテンのカビが落とせなかった場合は、買い替えも検討しなければなりません。
洗濯できないカーテンの場合も、買い換えを検討する理由になるでしょう。
メリーカーテンでは、カビが発生しても洗濯できるカーテンについても相談できるので、ぜひこの機会に利用してみてはいかがでしょうか。
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