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レースカーテンの洗い方|普通のカーテンの洗濯との違いは?レースカーテンの汚れの原因・対策は?
レースカーテンの洗濯をしたいけれど、どう洗えばいいのか分からない人は多いと思います。
また、レースカーテンが薄く繊細な素材なので、「普通のカーテンと同じように洗ってはいけないのでは?」と心配にもなります。
そこで今回の記事では、レースカーテンの洗い方と普通のカーテンの洗い方のちょっとした違いを踏まえたうえで、具体的にどうやってレースカーテンを洗えばいいのかを解説していきます。
レースカーテンが汚れる原因やその対策についても、オーダーカーテン専門店『メリーカーテン』が説明しましょう。
「レースカーテンの洗い方」と「普通のカーテンの洗い方」の違い
レースカーテンの生地は、皆さんがご存知のとおり、薄くて柔らかいことが特徴です。
そんなレースカーテンの洗い方と普通のカーテンの洗い方には、ほんの少しだけ違いがあります。
レースカーテンの脱水時間はかなり短めに!
レースカーテンは洗濯機で脱水する場合、時間はかなり短くて大丈夫です。
レースカーテンの脱水時間は30秒くらいで十分でしょう。(普通のカーテンの脱水時間が1分くらいです)
長く脱水すると、レースカーテンの生地が傷むおそれがあります。
すぐに乾くので洗濯機の中に入れっぱなしにしない
洗濯機を使ってカーテンを洗濯する場合、終わり次第すぐカーテンを取り出すことが基本です(シワを防ぐため)。
特にレースカーテンは薄いので、早く乾きます。
「ちょっと用事が終わってから取り出すか……」と思って放置すると、レースカーテンは想像よりもしっかり乾いていて、くっきりシワがついてしまいがちです。
「レースカーテンは特に、すぐに干す作業に移る!」ことを意識しましょう。
レースカーテンの洗濯を始める前にやるべきこと
- レースカーテンの洗濯表示を確認する
- レースカーテンのホコリを取る
- レースカーテンのほつれ・破れをチェックする
- レースカーテンの目立つ汚れに洗剤をかけておく
- レースカーテンのカビにスプレーや漂白剤をかけておく
上記は、レースカーテンを洗う前にやっておくべきことです。
以下で、それぞれを簡単に解説していきましょう。
【1】レースカーテンの洗濯表示を確認する
普通のカーテンを洗う時と同様に、まずは洗濯表示を確認します。
オケのマークにバツがついていなければ、「水洗い可能」ということになります。
そしてオケのマークと一緒に、数字の表記があれば「洗濯機で水洗い可能」で、手のマークがあれば「手洗い可能」ということになります。
レースカーテンに限りませんが、洗濯表示に従って洗濯をすることは、生地の品質を守るために非常に重要です。
【2】レースカーテンのホコリを取る
洗濯をする前に、レースカーテンに付いたホコリは、ハンディモップなどで取り除いておくとよいです。
洗濯槽にホコリが入ったり、洗濯ネットにホコリが絡んだりすることを防いで、1回の洗濯でカーテンがより綺麗に・清潔になるからです。
特に、カーテンの上部(カーテンレールの近く)は、たくさんホコリが溜まっています。しっかり払ってから、洗濯をしましょう。
【3】レースカーテンのほつれ・破れをチェックする
レースカーテンは、ほつれが発生しやすいです。
洗濯前にレースカーテンの生地をよく見て、ほつれて糸が伸びている部分がないか確認しましょう。
そのまま洗濯するとほつれが悪化するので、糸が飛び出している部分はハサミなどで切っておくとよいです。
また、レースカーテンは普通のカーテンよりも直射日光にさらされているので、想像以上に生地は弱っています。
洗濯前にレースカーテンを軽く引っ張ってみて、「何だか破れそう……」と思う場合は、洗濯機での洗濯が可能であっても、手洗いで優しく洗うほうがよいです。
もっとも、あまりひどく生地が弱っているようなら、買い替えを検討してもいいかもしれません。
【4】レースカーテンの目立つ汚れに洗剤をかけておく
レースカーテンに目立つ汚れがある場合、あらかじめ汚れの部分に洗剤の原液をかけて置いておくことで、汚れが落ちやすくなります。
ただし、レースカーテンの生地はとてもデリケート。
洗剤によっては生地が変色してしまう可能性があるので、事前にカーテンの目立たない部分(裾の折り返しなど)で試してみるとよいでしょう。
【5】レースカーテンのカビにスプレーや漂白剤をかけておく
レースカーテンにカビが生えている場合は、あらかじめ布地用のカビ取りスプレーを吹きかけるか、漂白剤を綿棒などで塗って置いておくと、洗濯時にカビが落ちやすくなります。
ただしスプレーや漂白剤の使用には注意が必要で、カーテンによって変色や生地が傷むリスクがあります。
カーテンの目立たない部分で試してから、使用しましょう。
《関連コラム》
⇒ カーテンのカビの楽ちん・簡単な取り方|スプレーや浸け置きで落とす
【洗濯機の場合】レースカーテンの洗い方
- カーテンフックを取り外す
- レースカーテンを折りたたんで洗濯ネットに入れる
- 「手洗いコース」などで洗濯スタート
- 1分ほど脱水する
- 脱水が終わったら、すぐ洗濯機から取り出して干す
以下では、洗濯機でレースカーテンを洗う場合の洗い方を解説します。
洗濯機で洗えるかどうかは、先述したようにカーテンに縫い付けられている「洗濯表示」で確認してください。
【1】カーテンフックを取り外す
遮光カーテンに付いているカーテンフックを、すべて取り外しましょう。
カーテンフックが付いたままだと、生地に引っ掛かり破れてしまうおそれがあるため、残さず外します。
【2】レースカーテンを折りたたんで洗濯ネットに入れる
まずはレースカーテンをヒダどおりに折りたたんで、細長い長方形を作ります。
その長方形を縦に2つ折り、もしくは4つ折りにして洗濯ネットに入れます。
レースカーテンは柔らかいのでネットに入れやすいと思いますが、そのぶんクシャクシャになりやすくもあります。綺麗に折りたたんだままネットに入れることを意識しましょう。
【3】「手洗いコース」などで洗濯スタート
レースカーテンが入った洗濯ネットを洗濯機の中に入れて、「手洗いコース」「弱水流コース」などソフトなコースで洗濯をスタートさせます。
洗剤は中性洗剤、できればおしゃれ着用を使用しましょう。柔軟剤は好きなものを使ってOKです。
【4】30秒ほど脱水する
おおよそ30秒、レースカーテンを脱水します。脱水時間が設定できない場合は、スマホのタイマーなどで計って途中で取り出しましょう。
これ以上長く脱水をすると、レースカーテンの生地が傷んでしまうおそれがあります。
また、レースカーテンの生地は熱や衝撃に弱く、縮むおそれがあるので、乾燥機や洗濯機の「乾燥モード」は使わないでください。
【5】脱水が終わったら、すぐ洗濯機から取り出して干す
ニオイやシワを防ぐために、脱水が終わったらすぐにレースカーテンを洗濯機から取り出して干します。
レースカーテンの干し方については、次に手洗いでの洗い方を解説した後に、解説します。
【手洗いの場合】レースカーテンの洗い方
- カーテンフックを取り外す
- 洗濯液を作る
- レースカーテンをヒダにそって屏風だたみにする
- 浴槽・タライの大きさに合わせて折る
- 準備した洗濯液に10分ほど浸け置きする
- レースカーテンを押し洗いする
- 水を流し、再度水を入れてすすぐ
- 水を抜き、上から押してレースカーテンを絞る
- 水気を絞り終えたら、すぐに浴槽から取り出して干す
以下では、手洗いでレースカーテンを洗う場合の洗い方を解説します。
手洗いできるかどうかは、先述したようにカーテンに縫い付けられている「洗濯表示」を見て確認しましょう。
「レースカーテンが破れそうで怖いから手洗いで洗おう」という人も、以下の洗い方を参考にしてください。
【1】カーテンフックを取り外す
洗濯機でレースカーテンを洗う場合と同様です。カーテンの生地に付いているカーテンフックを、すべて取り外しましょう。
【2】洗濯液を作る
浴槽や大きなタライなどに、レースカーテンが浸かるくらい(浴槽であれば底から10cm程度)のぬるま湯を張ります。
そして、洗濯1回分の洗剤を入れて混ぜます。
【3】レースカーテンをヒダにそって屏風たたみにする
シワになることを防ぐため、レースカーテンはヒダにそって屏風たたみにします。
汚れが目立つ面がなるべく表にくるように折ると、汚れは落ちやすいです。
【4】浴槽・タライの大きさに合わせて折る
綺麗に屏風たたみができたら、レースカーテンを浴槽・タライの大きさに合わせて折ります。
カーテンは裾のほうが汚れやすいので、裾を手前側に折ることがオススメです。
【5】準備した洗濯液に10分ほど浸け置きする
浴槽の中の洗濯液に、折りたたんだレースカーテンを10分ほど浸けます。
【6】レースカーテンを押し洗いする
レースカーテンを上から押して、汚れを洗濯液の中に溶かし出します。
ちなみに、カーテンがシワになるため、ゴシゴシと揉み洗いをしてはいけません。
【7】水を流し、再度水を入れてすすぐ
レースカーテンの汚れがしっかり溶け出たら、水を流します。
そしてまた水を入れ、カーテンを押して泡を出します。”すすぎ”の段階です。
カーテンから泡が出なくなるまで、この工程は2~3回繰り返しましょう。
【8】水を抜き、上から押してレースカーテンを絞る
最後の水を流したら、カーテンを上から押して絞ります。”脱水”の段階です。
脱水だけ洗濯機で行う方法もありますが、押し絞りのほうがレースカーテンにはやさしいです。
【9】水気を絞り終えたら、すぐに浴槽から取り出して干す
レースカーテンの水気を絞り終えたら、ニオイやシワを防ぐために、すぐに浴槽・タライから取り出して干します。
レースカーテンの干し方については、次の項目で説明しましょう。
《POINT》カーテンまわりの掃除もついでにやろう
レースカーテンを洗濯するついでに、カーテンレール・窓・サッシなど、カーテンまわりの掃除もしておきましょう。綺麗になったレースカーテンに、近くのホコリが移ることを防ぐためです。普段レースカーテンがあるために掃除しにくい場所を、まとめて綺麗にする絶好のチャンスです!
レースカーテンの干し方
洗濯機や浴槽から取り出したレースカーテンは濡れたまま、カーテンフックを付け直して、カーテンレールに吊るします。そのまま自然乾燥させましょう。
その他の場所に干すなら、日差しが弱い場所を選んで干しましょう。
日差しの強い場所に干すと、レースカーテンが黄色く変色してしまう可能性があります。
レースカーテンを干す基本の流れは、以下の通りです。
- ドレープカーテンを両端にまとめておく
- カーテンレールにかける
- レースカーテンの形を軽く整える
- 風通しをよくする
【1】ドレープカーテンを両端にまとめておく
普段レースカーテンとドレープカーテンが2重になっている場合、ドレープカーテンはタッセルなどで窓の端にまとめておくといいです。
こうしておくとドレープカーテンが湿気を帯びるのを防ぐことができ、風通しもよくなるのでレースカーテンが早く乾きます。
【2】カーテンレールにかける
先にも述べたように、レースカーテンにカーテンフックを付け直して、カーテンレールに吊るします。
レールに干すことにより、カーテンの自重で自然とシワが伸び、ドレープも崩れにくくなります。
【3】レースカーテンの形を軽く整える
レースカーテンを下方向に伸ばすイメージで、軽く手で叩くなどして、形を整えます。
これも、レースカーテンのシワを防ぐためのひと手間です。
【4】風通しをよくする
可能であれば窓は開けておき、風通しをよくしましょう。風が通るほうが、レースカーテンは早く乾きます。
窓を開けられない時は、エアコンの除湿機能や扇風機を使ってみてください。
レースカーテンが汚れる原因
- お部屋のホコリ
- 窓から入る花粉
- タバコや食べ物、ペットなどのニオイ
- 結露によるカビの発生
- カーテンの開け閉めの際につく手アカ ……etc
レースカーテンが汚れるのは、上記のような事柄が原因です。
頑張って洗濯したレースカーテンの綺麗さ・清潔さをなるべく長く保つには、こうした原因をなるべく作らない生活を心がける必要があります。
例えば、こまめに床の掃除をしないお家の場合。
床に溜まったホコリが舞い上がり、レースカーテンにくっつくことで、黒ずみ・カビなどの原因になってしまうのです。
レースカーテンの汚れ・カビを防ぐ普段のお手入れ方法
レースカーテンの綺麗さ・清潔さを保つために、普段からお手入れをしましょう。
- ハンディモップなどでホコリを取る
- 除菌・消臭・静電気防止のスプレーを使う
- こまめに換気をする
- 窓まわりの結露をふき取る
【1】ハンディモップなどでホコリを取る
毎日の掃除の際、レースカーテンのホコリもハンディモップなどで取るとよいでしょう。
レースカーテンのホコリ汚れは、特に目立ちます。定着する前に落とすことが肝心です。
【2】除菌・消臭・静電気防止のスプレーを使う
布地用の除菌・消臭スプレーは、主にカーテンのニオイを防ぐことができます。そして静電気防止スプレーは、カーテンにホコリが付くことを抑えてくれます。
ただ、レースカーテンが常に濡れている状態は逆によくないので、スプレーの吹き付けすぎには注意です。
なお、こうしたスプレー類も物によってはシミになるかもしれないので、裾の目立たない部分で試してから使うことを推奨します。
【3】こまめに換気をする
こまめに部屋の換気をすると、レースカーテンにニオイがつきにくくなります。
【4】窓まわりの結露をふき取る
窓まわりの結露は、レースカーテンにカビが生える1番の原因です。
結露に気付いたらすぐに、水滴を拭き取るように心がけましょう。
まとめ
以上、レースカーテンの洗い方について解説しました。
レースカーテンは、年に2〜3回が洗濯の目安です。普通のカーテンは年1~2回が目安なので、少し多めですね。これは、レースカーテンが普通のカーテンよりも汚れやすいからです。
レースカーテンを綺麗に洗濯すれば、カーテン自体が綺麗になることはもちろんですが、お部屋に入る光が明るくなるともいわれています。
この記事を参考に、レースカーテンを綺麗に洗濯してみてくださいね!
⇒ もしもレースカーテンを買い換えるなら大阪のオーダーカーテン専門店『メリーカーテン』にご相談ください。
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