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撥水(はっ水)カーテンとは?| 知っておきたい基本情報
カーテンの機能には、防炎・防音・吸音・遮光・防汚・制電……など、様々な種類があります。
忘れてはいけないその中の1つが、撥水(はっ水)機能です。
今回の記事では、撥水カーテンの基本的な情報をお伝えします。
撥水(はっ水)カーテンに施される加工とその効果について
まず、撥水カーテンとはどのような加工が行われ、どのような効果を持つカーテンなのか説明しましょう。
撥水カーテンの生地には、細かなフッ素樹脂が塗布されています。
このフッ素樹脂が生地をコーティングしているので、布地なのに水が染み込まず、表面で弾かれるという効果が生まれます。
レイングッズに施されている撥水加工と、同じようなイメージです。
そのため、何らかの液体がカーテンにかかることによる汚れを、防ぐことができます。
【豆知識】撥水(はっ水)機能と防水機能は違う
混同されることが多いですが、撥水機能と防水機能は微妙に違います。
撥水機能は、先述したように生地の表面にフッ素樹脂加工を行い、水を弾く機能です。
一方、防水機能は、塩化ビニールや合成ゴムなどの、気密性が高い生地を使い、裏側まで水を到達させないという機能です。
(防水機能の生地にも、表面に撥水加工が行われていることが多く、その効果が切れたとしても、生地自体の防水効果は持続します。)
撥水(はっ水)カーテンはどこに取り付けるものなの?
撥水カーテンは、水を弾くことができるという特性から、シャワーカーテン(ユニットバスの仕切りに使われているようなカーテン、浴室の小窓のカーテン、屋外に取り付けるカーテンなどに、よく使われています。
つまり撥水カーテンは、水回りへの取り付けに適したカーテンだということです。
通常のカーテンを取り付けると、黒カビがあっという間に繁殖してしまいそうな湿気の多い場所には、撥水機能の付いたカーテンを取り付けることをオススメします。
撥水機能と合わせて、防カビ機能も備えていることが理想的です。
【撥水カーテンを浴室に取り付けると……?】
※「大阪にあるホテルのユニットバスにシャワーカーテンを取り付け」の事例に飛びます。
撥水(はっ水)カーテンについてよくある疑問
以下では、撥水カーテンについて、よくある2つの疑問を紹介します。
- 後から撥水スプレーで撥水機能をつけられる?
- 撥水効果はずっと続く?
1.後から撥水スプレーで撥水機能をつけられる?
現在、シュッと吹き付けることで撥水効果を付与することができる、”撥水スプレー”が様々なメーカーから販売されています。
「撥水スプレーを吹き付ければ、何でも撥水カーテンになるんじゃないかな?」と思われるかもしれませんが、やみくもにカーテンに撥水スプレーを使用することはオススメできません。
カーテンの生地の中には、非常にデリケートなものもあり、撥水スプレーとは相性が悪い可能性があります。
カーテンを一気に傷めてしまうリスクが高いため、避けた方が無難でしょう。
2.撥水効果はずっと続く?
撥水カーテンの撥水効果は、ずっと続くものではありません。
生地の表面のフッ素樹脂コーティングは、年数とともにはがれていき、撥水効果が段々薄くなります。
ただ、撥水加工から何年で効果が薄れるのかは、そのカーテンの使用状況により大きく異なるため、一概には言えません。
撥水効果が薄れているかどうかは、見た目で分からないのが困ったところですが、とにかく”撥水効果はずっと続くものではない”という認識は持っておき、時期をみて買い替えを検討するといいでしょう。
シャワーカーテンであれば、思いついた時にシャワーの水を少しかけてみるなどして、水の弾き具合を確認するといいかも知れません。
まとめ
以上、撥水カーテンの基本情報についてまとめました。
水滴を弾くことにより、液体汚れや黒カビの発生リスクを抑えることができるので、水回りのカーテンを探されている方は、ぜひ検討してみてはいかかでしょうか。
オーダー撥水カーテンの取り付けならメリーカーテンにお任せください。
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