|
オフィスに取り付けるカーテンはどのようなものがいいのか?| オフィスならではの考え方
オフィスや事務所の窓に取り付けるカーテンは、一体どんなものがいいのでしょうか。
また、家庭の部屋とオフィスでは、カーテンを選ぶポイントなどに相違点はあるのでしょうか?
例えば、
・オフィスを立ち上げた
・オフィスを移転した
・オフィスのイメージチェンジをしたい
このようなシチュエーションでカーテンを決める担当者になられた方は、どのようなカーテン・窓の遮光方法にしようか、現在お悩みになっているかもしれません。
また、新しくオフィスを開く予定の経営者様の中で、これから採用する社員様が健康的に活き活きと働かれる環境を研究されている方も多くいらっしゃるかと思います。
カーテンの選び方、色の決め方でモチベーションや業務効率が変わるのでしょうか?
そういった、「オフィスに適したカーテンがあるのか?あるとすればどういうものなのか?」といったことを、この記事では考察していこうと思います。
オフィスや事務所の窓に1番合うカーテンの種類は「ブラインド」
オフィス全体の窓に取り付ける場合、ブラインドがオススメです。
多くのオフィスでブラインドが窓に設置されているのをよく見ると思います。
ブラインドがオフィスに向いている理由は「採光性・通風性の良さ」
ブラインドが何故、オフィスに向いているのでしょうか。
まずブラインドは、スラット(羽根部分)が90度近く回転しますので、採光や通風が調整しやすいです。
次に、一般的なカーテンだと、ひだの部分がスペースを取ってしまいますが、ブラインドだとスラットの回転部分の幅しか取らないので、スペースを広く使うことができます。
また、大方のカーテンは布でできており、ニオイが染み込みやすいというデメリットがあります。
これがブラインドだと、アルミ・木などが主な素材ですので、定期的な手入れさえしておけば、ニオイが染みつくことも少ないのです。
【一般的に「カーテン」と呼ばれるものは「ドレープカーテン」】
ちなみに、この画像のようなカーテンはよく見ると思うのですが、この画像のカーテンは、カーテンの中でも「ドレープカーテン」というカーテンの分類になります。
一般的にこのドレープカーテンが、一般的に「カーテン」と呼ばれるという認識があると思います。
家庭ではよく見られますが、オフィス特有の事務机や事務椅子、オフィス機器類のある種”無機質”な雰囲気には合わないことが多いです。
安価で見た目もスマート!迷った時は「アルミブラインド」
それでは、オフィスでブラインドを使用する場合、ブラインドの中でも、どのようなブラインドを取り付けるべきでしょうか。
迷った時には、「アルミブラインド」がオススメです。
アルミブラインドは、その名の通りスラット部分がアルミでできているブラインド。
軽くて掃除がしやすく、オフィスのウィンドウトリートメントでは、最も普及している種類ではないでしょうか。
市場にも多く出回っているため、カラーや大きさなどのバリエーションが豊富であり、様々な窓の大きさ・形に対応するのが、アルミブラインドの強みであり、オフィス向きである理由です。
都会的で洗練された印象をあたえる「バーチカルブラインド(縦型ブラインド)」
バーチカルブラインドとは、羽根が縦についているブラインドのことを言います。
バーチカルブラインドは横型のブラインドとは異なり、アルミ素材のものは少なく、布製のものが多いです。
採光や通風もしやすく、横に開くタイプは出入りの多い窓にもピッタリでしょう。
また、一般的にオフィスでは横型のアルミブラインドが使われることが多いため、縦型のバーチカルブラインドを使うだけで、個性的でデザインフルなオフィスを演出することができます。
情報業界やアパレル業界など、個性的なオフィスを演出することそのものが、会社としての価値と直結するタイプの事業形態の方に合っていると思います。
あたたかく落ち着いた雰囲気を作れる「ウッドブラインド」
ウッドブラインドは、文字通り、木でできたブラインドになります。
最近では、アルミブラインドの中にも、木目調のデザインのものは多く出ておりますが、やはり本物の木の質感に迫ることは難しいです。
「採光や通風のしやすさ」「省スペース」という他のブラインドの良さはそのままに、木の質感とナチュラルな色味の温かみを感じることができます。
オフィスの中での活用法で言えば、お客様も入ってこられるスペースや、従業員がくつろぐスペースなど、落ち着いた雰囲気や安心感を表現したい場所には、ウッドブラインドが向いています。
「いかにも会社」といった、硬い感じにしたくない意向がある場合に活用されると良いでしょう。
また、内装の全体的なトーンカラーがナチュラルテイストになっている場合、アクセントカラーとして木目の色がマッチして、ピタッとハマる場合が多いです。
【「ロールスクリーン」や「ドレープカーテン」はオフィスに合う?】
「ロールスクリーン」は傾斜窓などブラインドが不向きな窓や、会社の中の区切られたスペースの窓をオシャレに目隠しすることに向いています。最近ロールスクリーンをうまく使っている会社様も多いです。
また「ドレープカーテン」は、目隠しや遮光性という点に強みがあり、布の質感によってはブラインドよりも高級感に優れるので、重要なお客様が来られる部屋(来賓室・貴賓室)などに向いています。
当社『メリーカーテン』が行ったオフィスカーテンのコーディネート事例
- のっぺりしがちなオフィス用ブラインドが、幅の違うラインで一気にオシャレに!
- 賓客がお見えになる空間には、とびきり高級感のあるドレープカーテンを
当社で手がけました、過去のオフィスのカーテンのコーディネート事例をご紹介します。
【1】のっぺりしがちなオフィス用ブラインドが、幅の違うラインで一気にオシャレに!
大阪市北区のオフィス移転のお客様に、明るい色のブラインドの取り付けの工事をさせていただきました。
ブラインドのデザインのポイントとなるのが、白色のブラインドを組み合わせて作ったボーダーです。
写真を見るとお分かりいただけるかと思いますが、下の方の幅を広めに、上の方の幅を狭めにして、白色(スノーホワイト:5520)のブラインドを取り入れています。
この工夫により、個性的ではありますが、派手すぎないオシャレなブラインドに仕上げることが出来ました。
ブラインドを全て閉め切っていても殺風景な印象にはならず、明るい雰囲気でお仕事ができそうです!
⇒ この事例を詳しく見る方はコチラ
※「オフィスに2色使いがオシャレなブラインドを取り付け」の事例にリンクしています。
【2】賓客がお見えになる空間には、とびきり高級感のあるドレープカーテンを
八尾市にある会社の、ビルの貴賓室および会議室に、高級感のあるオーダーカーテンをコーディネートした事例です。
特に貴賓室には、日々大切なお客様(大手の会社様など)をお招きするので、いつどんな方がいらっしゃっても、ブランドのイメージが下がることがないような、いわば“どこに出しても恥ずかしくない”オーダーカーテンを取り付けました。
ハイグレード生地で作った、ドレープカーテンの上品さがオフィスにマッチする好例です。
⇒ この事例を詳しく見る方はコチラ
※「会社の貴賓室に高級オーダーカーテンをコーディネート」のコラムにリンクしています。
オフィスカーテンの色は「色の持つ力」を基準に探してみよう
カーテンの種類はすんなりと決まっても、種類を決めた後に「じゃあどんな色にすればいいか?」と悩まれる方が多いのではないでしょうか?
オフィスのモノの色選びは、”会社の生産性”や”ブランディング要素”などがからんでくるため、単なる自分の好みでは決められず難しいですよね。
以下では、オフィス用ブラインドやカーテンの色選びに役立つ、○つのポイントを紹介します。
【1】カーテンを含めた「オフィス全体の色の割合」が大事
オフィスの色合いを考えるとき、一般的に「色の良いバランスの割合」があります。
ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーという考え方です。
70%:床・天井・壁などの基礎となるベースカラー
25%:カーテン・キャビネット・ソファといった主役となるメインカラー
5%:置物などすぐに変えられる部分に使うアクセントカラー
この割合でインテリアを構成すると、うまくまとまる、と言われています。
カーテンや什器(じゅうき)の色の選び方の、参考にしてみてはいかがでしょうか。
【2】狭いオフィスの奥行きを広く見せる後退色、広いオフィスの膨張感を抑える進出色
ベースカラーは、オフィスのテナントの最初の仕様で白色であることが多いですが、什器やカーテンなどの内装パーツのアクセントカラーで、オフィス全体の印象を調整することができます。
例えば、人間の資格効果に基づく「後退色(※1)」や「進出色(※2)」をうまく使って、奥行きや膨張感を調整してみましょう。
「ブラインドを濃い茶色にする」⇒「狭いオフィスに広がりを感じさせる」⇒「社員が働きやすさを感じる」というような、業務効率におけるプラス効果が期待できるかもしれません。
※1「後退色」とは寒色系の色や明度の低い色で、遠くにあるように見える色です。濃い茶色や濃い紺など。
※2「進出色」とは暖色系の色や明度の高い色で、近くにあるように見える色です。赤・橙・黄など。
<オフィスの色を考える上での参考リンク>
https://shop.oaland.jp/nihonbashi/special/office-color/
【3】「何に使う部屋?」あるいは「誰が入る部屋?」を意識した色選び
また、オフィスの中のカーテンや什器を選ぶときに、「何に使う?」「誰が入る?」という部屋の用途から考えることも重要です。
◆ 会議室の場合は?
「話をまとめる」ような落ち着いたトーンの会議が多い一室には、茶色や濃紺など落ち着いた色のカーテンが適しているでしょう。
逆に、会議の雰囲気がもっとアグレッシブで「アイデアをたくさん出し合う」一室には、人の気持ちを高めると言われている、オレンジや赤系統のカーテンを使ってみても良いかもしれません。
◆ 応接室の場合は?
応接室は、取引先の重役など重要なお客様の接待にも用いるため、落ち着いた雰囲気を醸し出せるブラウンや濃いグレー、濃紺のカーテンで空間を引き締めるといいでしょう。
またブラインドよりも、高級感が強いドレープカーテンのほうが適しています。
【これからの時代、省エネを考えたカーテン選びの発想も大切かも?】
色だけではなく、機能にもフォーカスを当てたカーテンの選び方も考えていきたいところです。
例えば、断熱カーテン・遮光カーテンを使うと、日光を遮り冷房や暖房の効きがよくなります。
中でもハニカムスクリーンは、スクリーン部分が六角形になっているのが特徴で、中に空気の層を作って、普通のスクリーンに比べて非常に断熱効果が高いものになっています。
まとめ
以上、オフィス用カーテンを選ぶときに留意するポイントをまとめました。
働きやすく・イメージが良く・業績が上がるオフィスにするために、ぜひ貴社に合うカーテンをこだわって選んでみてください。
また、ブラインドやスクリーンになってきますと、取り付けが非常に大変なケースがあります。
プロの業者に任せた方が手間が省ける場合もありますので、オフィスのカーテン選びやカーテンの取り付けでお困りのことがございましたら、業者にご相談してみてください。
オフィスや事務所に付けるオーダーカーテンのことは大阪の『メリーカーテン』までお気軽にご相談ください。
|