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防炎カーテンの必要な場所|必要性、特徴、メリットも解説します
ご自宅の防災を見直した際に「お部屋に防炎カーテンは必要なのか?」と考えたことがある人もいらっしゃると思います。
防炎カーテンとは、実際にどのような場所で使われており、どんなお部屋に必要なのでしょうか。
この記事では、防炎カーテンが必要な場所、防炎カーテンの必要性、特徴、メリットを解説します。
防炎カーテンが必要な場所
防炎カーテンはどのような役割を果たして、どのような場所に設置するのがよいのでしょうか。
防炎カーテンの特徴や、消防法などもあわせて見ていきましょう。
防炎カーテンの必要性
火事が起こった際、被害が広がる多くの原因はカーテンに引火するケースがたくさん報告されています。
近年は地震も多く、地震から発生する火災の被害予防としても、防炎カーテンの需要が増えています。
消防法の義務や罰則について
日本国内には消防法により、カーテンを設置する際は防炎カーテンであることが義務付けられている場所がいくつか存在します。
- 学校、病院、役所などの公共施設
- 百貨店、映画館、ホテルなど不特定多数の人が出入りする場所
- 高さ約31メートル以上(約11階建て以上)のマンションやビル
高層マンションにお住まいの方が「防炎カーテンを設置していなければ罰則があるのか?」と心配される方もおられるかと思います。
一般的に、消防機関が一般家庭に立ち入って査察をおこなうことは原則ありません。
一般家庭に対して「消防法違反」に対する厳しい取り締まりがあるというわけではなさそうですが、命を守るための大切なルールなので、上記にあてはまる場所は原則防炎カーテンを設置するのがよいでしょう。
※法律に関しての詳細は、消防署・お住まいの地域の自治体・専門家にご相談ください。
こんな場所では防炎カーテンが必要
高さ約31メートル以上(約11階建)以上の高層マンションでも、11階以下の低層階に住んでいる方は防炎カーテンを設置しなくていいのか?と思われるかもしれませんが、それは間違いです。
高さ約31メートル以上(約11階建)以上の高層マンションのマンションに住んでいる場合、そのマンションのすべての住人が「防炎カーテン」を設置する義務があります。
防炎カーテンの特徴・メリット
実際に防炎カーテンとはどのような特徴を持ったカーテンなのでしょうか。
防炎カーテンを設置した際に得られるメリットとともに詳しくみていきましょう。
防炎カーテンは燃えるのか?
防炎カーテンとはあくまで「燃えにくいカーテン」であり、まったく燃えないものではありません。
そのため防炎カーテンを設置したからといって100%安全というわけではありませんので気をつけましょう。
防炎カーテンとは
市販されている防炎カーテンのほとんどは、「可燃性の生地に特殊剤を加工して燃えづらくする」方法で作られています。
一部の商品では、生地の糸自体が「難燃糸」と呼ばれる燃えづらい素材を使って作られたものもあります。
また、カーテンの形に縫製してから防炎加工をすることもできますが、コストが高くなるためこの方法は一般的にはあまり使われていません。
防炎カーテンは洗えるのか?
多くの防炎カーテンは、ご自宅で洗濯することができます。
ただし、お使いの防炎カーテンにあった洗濯をしなければ、防炎性能が失われてしまう可能性があります。
防炎カーテンは繊維を特殊な薬剤(難炎液)にひたすなどして、燃えにくくなる加工をしています。
防炎カーテンの洗濯をする際は、「洗濯表示」のほかに「防炎ラベル」のチェックも行いましょう。
防炎ラベルに「洗濯をした場合は要防炎処理」というような内容が書かれている場合は、ご自宅で洗濯をすると防炎性能が失われる可能性があるため、注意が必要です。
防炎カーテンのメリット
防炎カーテンを設置した際の最大のメリットは、火災発生時の「時間的ゆとり」が得られることです。
防炎カーテンは、通常のカーテンと比べて、5~10分延焼を遅らせる効果があるといわれています。
火事の通報を受け、消防車が現場に到着するまでの時間は平均で6~8分と言われています。(火災発生場所や道路状況によってはこれよりも時間がかかる可能性もあります。)
そのため5分延焼を遅らせるだけで、避難の成功率をあげたり延焼被害を小さく抑え込める可能性が高くなります。
防炎カーテンの見分け方
多くのカーテンショップでは防炎カーテンに「防炎機能付き」という表示がつけられているので、それ目印にしましょう。
また、オーダーで防炎カーテンをつくる際には「防炎ラベル」をつけてもらいましょう。
「防炎ラベル」とは、日本防炎協会が発行する防炎商品であることを証明するラベルです。
防炎カーテンの設置が義務付けられている場所では、この防炎ラベルがついてあることが必須になります。
お店によっては防炎ラベルがオプションになっている場合もありますので注意しましょう。
→ 防炎マーク
防炎カーテンの処分方法
防炎カーテンは基本的に普通のカーテンと同様に「燃えるゴミ」として捨てることができます。
「防炎カーテンなので燃えないゴミなのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、防炎機能は「燃えにくい」というだけで、燃えないわけではありません。
そのため、防炎機能が付いているカーテンも「燃えるゴミ」として回収してもらいましょう。
自治体によっては、布資源回収や古着回収などで処分してくれる可能性もあります。
防炎カーテンを処分する際には、まずお住まいの自治体のホームページ等を確認するとよいでしょう。
防炎カーテンの耐用年数
防炎カーテンの耐用年数は、総務省消防庁が提示しているデータによれば「購入から廃棄までの耐用年数は平均7.2年」とされています。
あくまで平均年数のため、期間に余裕を持って買い替えるのがよいでしょう。
防炎カーテンのイメージ(写真)
ひと昔前の防炎カーテンと言えば、地味な色や無地のものがほとんどでしたが、現在ではカーテンの開発技術も進歩し、おしゃれで多彩な色柄のの防炎カーテンが増えています。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/tengoku/5265/
こちらの防炎カーテンは、全部で35色も展開しており、多彩な色からご自身のお部屋にあった色の防炎カーテンを選ぶことができます。
遮熱効果もあり、冷暖房の節約にも有効なカーテンです。
サイズ展開も豊富ですが、どのサイズも値段は5,555円(税込)となっており、サイズが大きくなっても価格が変わらないところが安心です。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/tengoku/516200188/
スラブ生地の防炎カーテンは、上品な光沢感で落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。
スラブ生地とは、スラブ糸と言われる横糸を織り込んだ生地のことで、長さの違ったの糸の節がランダムな間隔で並んでおり、独特の凹凸が特徴です。
遮光性も兼ね備えているため、寝室やリビングなどゆっくりしたいお部屋に設置するのがおすすめです。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/tengoku/510432175/#510432175
ジャガード織りとは、模様織りの中の一種で、立体的に浮き上がるような大きい柄が特徴です。
ストライプなどの単純なパターンではなく、複雑な模様を織り込んでおり、刺繍のような仕上がりになります。
地の生地と柄部分とそれぞれに違った光沢があり、光のあたる角度によって模様の見え方がかわります。
主張しすぎないジャガード織は「無地のカーテンは寂しいけど、柄物のカーテンもインテリアに馴染むか心配」という方にぴったりです。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/curtains2018/do-21-aw_k0184/
近年、幅広い世代から人気を集めている北欧系のカーテンにも、防炎効果がついたものが展開されています。
こちらのカーテンは1cm単位でサイズ指定が可能なのが嬉しいポイントです。
こちらの防炎カーテンは、防炎ラベルがオプション(1枚あたり+110円)になっています。
防炎ラベルが必要な場合はオプションを忘れないように注意しましょう。
引用元:https://item.rakuten.co.jp/kurenai/shadsg100150/
お部屋をすっきり見せるにはもってこいの「シェードカーテン」
やわらかい生地のこの防炎シェードカーテンは、19色展開で鮮やかすぎない落ち着いた色味でどんなお部屋にもマッチします。
こちらの防炎シェードカーテンもスラブ生地仕様になっており、適度な光沢感がカジュアルなインテリアにも上品なインテリアにも馴染みます。
まとめ
防炎カーテンは、オーダーメイドでも作成可能です。
メリーカーテンでは、お部屋のインテリアに合った防炎カーテンを、カーテンのプロがご提案します。
カーテンはご自身で取り付けをすると、サイズが合わなかったり、イメージしたものと違ったりする場合がありますが、窓の採寸やカーテンの設置も弊社で行いますので、手間もかからず時間も節約できます。
カーテンの設置は安心できるカーテンのプロ、メリーカーテンにお気軽にご相談ください。
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