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エアコンの効きをカーテンでUPさせる5つのアイデア|ミラーレースカーテン・機能性カーテン・ハニカムスクリーンなど
近年省エネに配慮し、エアコンの設定温度は夏は高めに、冬は低めに設定することを推奨されています。
しかしその温度設定では不快だと感じている方もおられるのではないでしょうか。
また最近は電気料金の値上げも進んでおり、「少しでもエアコンの効きを良くしたい」「エアコンを長時間つけていることで電気代が高くなることが悩みだ」という人は、多いのではないでしょうか?
建物の断熱性は、窓が一番低いとされています。
そのため、窓からの熱の出入りを抑えることは、エアコンの効きに対してとても有効です。
エアコンの効きの悪さは、カーテン周りの工夫で改善できると言えるでしょう。
今回のコラムでは、エアコンの効きをカーテンでUPさせるための5つのアイデアについて、解説します。
エアコンの効きをカーテンでUPさせるための5つのアイデア
- カーテンの隙間をなくす
- ミラーレースカーテンを取り付ける
- 遮光カーテンを取り付ける
- 断熱カーテンを取り付ける
- ハニカムスクリーンを取り付ける
【1】カーテンの隙間をなくす
カーテンによくある隙間は、光漏れだけでなく、エアコンの効きが悪くなる原因にもなります。
逆にいうと、カーテンの隙間の対策をすれば、エアコンの効きがよくなり、夏も冬も過ごしやすくなります。
★カーテンの「横」の隙間をなくす方法
- リターン付きのカーテンレールにする
- DIYでリターンを作る
- 窓枠よりも大きいカーテンレールを選ぶ
- リターンマグネットを活用する
既存のカーテンの「横」の隙間をなくすために、1番手軽なのは、リターンマグネットを活用する方法です。
窓サイドの壁に穴を開けることが可能な場合に、リターンマグネットは活用できます。
リターンマグネットは、壁に取り付けて、カーテン生地の両端を磁力で壁側に固定するためのアイテムです。
★カーテンの「上」の隙間をなくす方法
- Bフックで取り付ける
- トップカバーを取り付ける
- カーテンボックスを活用する
- 正面付けにする
既存のカーテンの「上」の隙間をなくすために、1番手軽なのは、カーテンをBフックで取り付ける方法です。
窓枠のすぐ上にカーテンレールがあり、カーテンとカーテンレールの間から光が漏れてしまう場合に、カーテンをBフックで取り付けることを検討してみましょう。
Bフックとは、カーテンがカーテンレールより少し上に出るような形で取り付けできるフックのことです(逆に、カーテンレールとほぼ同じ高さで取り付けできるカーテンフックをAフックといいます)。
既存のカーテンをBフックに変更する場合は、AフックとBフックを自在に調節できる「アジャスターフック」を選ぶと便利です。アジャスターフックに付いて詳しくは、後ほど説明します。
★カーテンの「真ん中」の隙間をなくす方法
- クリップやマグネットで留める
- マグネットランナーを取り付ける
- アイロンの蒸気でクセを伸ばす
既存のカーテンの「真ん中」の隙間をなくすために、1番手軽なのは、カーテンの真ん中をクリップやマグネットで留める方法です。
左右のカーテンをクリップやマグネットで留めることで、簡単に真ん中の光漏れを防ぐことができます。
寝室など人目を気にしない部屋の窓なら、洗濯ばさみなどを使ってもOKです。
見た目が気になるときは、専用のマグネットを活用したり、文房具などのかわいいクリップを使ってみましょう。
★カーテンの「下」の隙間をなくす方法
- アジャスターフックで調節する
- カーテンの裾に生地を後付けする
- 窓枠内にもう1つカーテンを取り付ける
既存のカーテンの「下」の隙間をなくすために、手軽なのは、アジャスターフックで調節する方法や、カーテンの裾に生地を後付けする方法です。
アジャスターフックには、AフックとBフックの2タイプがあり、Aフックは下に約1cm、Bフックは下に約4cm、カーテンの固定位置を下げることができます。
カーテンが少し短くて隙間があいている場合、アジャスターフックによってカーテンの固定位置を下げることで、カーテンの下の隙間がなくなります。
アジャスターフックは、ECサイトやインテリアショップなどで購入可能です。
また、カーテンが短くて下に隙間があいている場合、カーテンの裾に生地を後付けすることで、カーテンの丈を伸ばし、隙間をなくすことができます。
統一感を出すなら似た生地を後付けするのがよいですが、あえて異なる生地を後付けして、コントラストを楽しむこともオシャレです。
後付け用の生地は、手芸店やECサイトなどで手に入ります。
<詳しくはコチラ>
⇒ カーテンの下の隙間の3つの対策方法!光漏れや寒気を軽減しよう
【2】ミラーレースカーテンを取り付ける
「ミラーレースカーテン」とは、太陽光を反射して外からの視線を遮ってくれるカーテンのことです。
通常のレースカーテンとの違いは、裏側に光沢糸(ブライト糸とも)を織り込んでいる点です。
この光沢が鏡のように光を反射することで、外からは中の様子が見えない仕組みになっています。
このミラーレースカーテンは、日差しを反射することで、遮熱効果・UVカット効果があるという特長も持っています。
夏場の窓際のジリジリするような暑さを抑えて、エアコンが効きやすい空間にしてくれます。
【3】遮光カーテンを取り付ける
カーテンには、様々な機能を持つものがあり、それを「機能性カーテン」と呼びます。
そして機能性カーテンの1つに、「遮光カーテン」があります。
遮光カーテンとは、外からの光を遮断し、お部屋全体の暗さを保つためのカーテンのことです。
一般的なカーテンでも光を遮ってお部屋を暗くできますが、遮光カーテンは、より光を遮る性能が優れています。
日中でもお部屋の暗さを保ちやすいため、寝室や西日が眩しいお部屋でよく利用されています。
遮光カーテンには、光だけではなく、熱や冷気を通しにくいという性質もあります。
夏場の室温上昇・冬場の室温低下を抑え、冷暖房の効率もUPします。
【4】断熱カーテンを取り付ける
先述した機能性カーテンの1つに、「断熱カーテン」というものもあります。
断熱カーテンとは、特殊な裏地によって、保温・保冷効果が期待できるカーテンのことです。
窓から受ける熱の影響を防ぐことで、エアコンの効きがよくなり、効率よく部屋の温度調整ができるようになります。
また断熱カーテンには、断熱の他にも、遮光・防音・結露予防など、様々なメリットがあります。
【5】ハニカムスクリーンを取り付ける
ウィンドウトリートメント(窓まわりアイテム)の中で、冷暖房効率のUPに役立つのは、ミラーレースカーテンや機能性カーテンだけではありません。
例えばハニカムスクリーンというアイテムは、冷暖房効率のUP効果が高いです。
ハニカムスクリーンとは、断面形状がハニカム(蜂の巣)構造になったスクリーンのことです。
スクリーン内部の空気の層が、外気の侵入や室内の空気の流出を、しっかり抑えてくれます。
またハニカムスクリーンは、カーテンにはないスッキリした佇まいが魅力で、モダンな空間にピッタリ合います。
まとめ
- カーテンの隙間をなくす
- ミラーレースカーテンを取り付ける
- 遮光カーテンを取り付ける
- 断熱カーテンを取り付ける
- ハニカムスクリーンを取り付ける
以上、カーテンでエアコンの効きをよくする5つのアイデアをご紹介しました。
カーテンの隙間をなくしたり、遮光効果・断熱効果が高いカーテンを選ぶことによって、エアコンは聞きやすくなります。
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