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制電機能つきカーテンの仕組みとメリット
カーテンの生地は、様々な機能を備えていることがあります。
特に人気のカーテン機能・取り付け場所によっては必須のカーテン機能は、以下の3つです。
遮光カーテン ※関連記事へリンクしています。 |
日光を遮る。光漏れが少ない。 閉めるとほぼ真っ暗になる生地もある。 |
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防炎カーテン ※関連記事へリンクしています。 |
万が一引火しても、燃え広がりにくい。 取り付けが義務付けられている施設がある。 |
防音カーテン ※関連記事へリンクしています。 |
音を反射したり、吸収する。 やや厚手の生地がオススメ。 |
ただしこれ以外にもカーテンの機能は様々あり、その1つが「制電カーテン」です。
漢字のイメージから何となく機能をイメージできる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の記事では制電カーテンの仕組みや具体的なメリットについて、取り上げたいと思います。
制電カーテンの仕組みとは?
もちろんご存じの方が多いと思いますが、布が擦れると繊維の間に静電気が発生することがあります。
カーテンも例外ではなく、冬場など寒くて乾燥した季節にカーテンに触れた時、少しだけピリッとした感覚を覚えたことはありませんか?
この状態が、”カーテンが静電気をまとっている”状態です。
制電カーテンの生地は、制電性を持つ特殊な糸を使って作られていて、カーテンに摩擦が起きた時に静電気が発生しにくい仕組みになっています。
超帯電性カーテンと呼ばれるようなカーテンも存在しますが、これは一般家庭向けでなく、医療・研究施設などに取り付けられる特殊ビニールカーテンを指すことが多いです。
制電カーテンを選ぶ1番のメリットは汚れにくいこと
制電カーテンのメリットには、静電気が発生しにくいことによって「触った時に嫌な感触がない」ことが1つ挙げられます。
しかし、制電カーテンが持つ機能の最大のメリットは、実はそこではありません。
体感したことがある方が多いと思いますが、静電気が発生すると髪の毛やホコリなどが吸い寄せられます。
もしもカーテンに静電気が発生して、ホコリなどの細かいゴミがくっついた場合、見た目の清潔感が失われます。
また、もしもホコリが付着した状態で長く放置すると、ホコリの汚れがカーテンの生地に移って、黒ずんでしまうことがあります。
この場合、カーテン生地自体に染みが出来ている状態であるため、ホコリを取り払うだけでは、カーテンはキレイになりません。
つまり、制電カーテンの機能には、静電気でカーテン生地にホコリが吸着することが原因の汚れ・カビを発生させないという、最大のメリットがあるのです。
⇒ カーテンに付いたホコリを掃除する方法はコチラ
※「カーテンに付いたホコリを掃除する3つの方法」のコラムへリンクしています。
まとめ
以上、制電カーテンの仕組みや取り付けのメリットについて、取り上げました。
制電カーテンの機能は、防炎カーテンや遮光カーテン、防音カーテンなどの機能よりは、比較的優先度が低いものの、静電気によるホコリが付かない清潔な状態を維持できるので、付いていればラッキーというイメージです。
機能性カーテンは1つの機能だけでなく、いくつかの機能を兼ね備えていることが多く、遮光や防炎など他の重要な機能と一緒に制電機能まで付いていたら、機能面でかなり優秀なカーテン生地だと言えるでしょう。
制電機能がある生地でオーダーカーテンを作りたい方は大阪のメリーカーテンにご相談ください。
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