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カーテンとブラインドのどっちがいい?分かりやすくメリットとデメリットを比較
「窓に付けるアイテム、カーテンとブラインドどっちにしよう?」と悩んでいる人は多いと思います。
当然ながら、カーテンにはカーテンの良さが、ブラインドにはブラインドの良さがあって、それぞれにデメリットもあります。
今回の記事では、カーテンとブラインドのどっちを取り付けるか悩んでいる人に向け、カーテンとブラインドの違いを、オーダーカーテン専門店の『メリーカーテン』が分かりやすく解説していきます。
「カーテンならではの良さ」と「ブラインドならではの良さ」を比較しよう
カーテンならではの良さ | ブラインドならではの良さ |
・ウォッシャブルカーテンなら洗濯機で洗える ・遮光、防音など多機能 ・種類が豊富でリーズナブルな物も多い ・優しい雰囲気 | ・見た目がスタイリッシュ ・和室にも馴染みやすい ・調光ができる ・通気性がよい |
カーテンかブラインドかどっちにするか悩んだら、まずはそれぞれの良さを比較してみましょう。
こうして比較すると、カーテンとブラインドはかなり特徴が違うことが分かります。
次の項目では、「カーテンならではのメリットとデメリット」「ブラインドならではのメリットとデメリット」について、解説しましょう。
カーテンならではのメリットとデメリット
カーテンを選ぶメリット | カーテンを選ぶデメリット |
・ウォッシャブルカーテンなら洗濯機で洗える ・遮光、防音など多機能 ・種類が豊富でリーズナブルな物も多い ・優しい雰囲気 | ・窓や部屋全体が狭く感じる ・風通しが悪い ・水の汚れ、湿気に弱い |
カーテンを選ぶ4つのメリット
- ウォッシャブルカーテンなら洗濯機で洗える
- 遮光、防音など多機能
- 種類が豊富でリーズナブルな物も多い
- ブラインドと比べて、優しい雰囲気
【1】ウォッシャブル素材のカーテンなら洗濯機で洗える
カーテンのなかには、「ウォッシャブル」という、家庭の洗濯機での洗濯が可能なカーテンがあります。
そんなウォッシャブルカーテンを選べば、お手入れがとても簡単です。
生地をまるごと洗い清潔にできることは、ダニやハウスダストなどによるアレルギーが気になる人にとって、大きなメリットです。
普段のお手入れも、ハンディモップなどで簡単に行うことができます。
<関連コラム>
→ カーテンの洗濯方法と干し方|お気に入りのオーダーカーテンをキレイに長持ちさせよう
【2】遮光、防音など多機能
カーテンには、
- 遮光
- 遮熱
- 遮像
- 防音
- 防炎
- UVカット
- 花粉防止
- 抗ウイルス加工
など、様々な機能があり、複数の機能を備えた「多機能」タイプもあります。
「寝室には遮光カーテンを」「シアタールームには防音カーテンを」というように、お部屋の用途に合わせたカーテン機能を選べば、それぞれの部屋でより快適に過ごすことができます。
【3】選択肢が豊富
カーテンはもっとも人気のあるウィンドウトリートメントなので、量販店やインテリアショップ、専門店などあらゆる場所で入手することができ、色や柄、素材のバリエーションもかなり豊富です。
既製品のカーテンであれば、比較的リーズナブルに入手することも可能で、「模様替えのたびに窓まわりも新しくしたい」という人には、カーテンが向いているでしょう。
またカーテンには付ける時の「スタイル」「アレンジ」があります。
たとえば、ヒダを深くしたスタイルにしたり、片開きか両開きを選んだりできます。
<関連コラム>
→ スタイルカーテンの種類を4つ紹介 | ゴージャスな窓辺を演出
【4】ブラインドと比べて、優しい雰囲気
ブラインドがスマートな印象であることに比べて、カーテンには布地ならではの、柔らかな印象があります。
植物柄のカーテンを選べば、窓まわりや部屋全体の雰囲気が、優しくそして華やかになるでしょう。
<事例を詳しく見る>
→ 汚れが落ちやすい防汚カーテンを取り付け 大東市
カーテンを選ぶ3つのデメリット
- 窓や部屋全体が狭く感じる
- 風通しが悪い
- 水の汚れ・湿気に弱い
【1】窓や部屋全体が狭く感じる
カーテンは開けている時、窓の両側・もしくは片側に生地をまとめる形になるので、どうしても窓が小さく狭く感じられます。
また、基本的なカーテンはヒダがあるものなので、部屋側にせりだしているぶん、圧迫感をおぼえる場合もあります。
狭い部屋のなかで、窓と家具のあいだにあまり空間が取れないと、開け閉めがしづらく窮屈であるかもしれません。
【2】風通しが悪い
カーテンは、窓全体を覆うように吊るすので、カーテンを全開にしない限り、風の通り抜けが悪いです。
「カーテンを全開にするのはプライバシー的にちょっと……」と抵抗感がある人も多いでしょう。
ちなみに、綿や麻、リネンなど自然素材のカーテンであれば、比較的風通しはよくなります。
【3】水の汚れ・湿気に弱い
基本的にカーテンは布製なので、キッチンやお風呂・洗面所など、水気が多い場所には不向きです。
水の汚れが染み込んだり、それがもとでカビになったりしてしまうと、落とすのが大変で、クリーニングに出しても落ちないおそれがあります。
また、カーテンが濡れてカビやすくなってしまうので、結露が多い部屋の取り付けにも不向きです。
ブラインドならではのメリットとデメリット
ブラインドを選ぶメリット | ブラインドを選ぶデメリット |
・見た目がスタイリッシュ ・和室にも馴染みやすい ・調光ができる ・通気性がよい | ・遮音性や遮光性が低い ・お手入れが面倒 ・設置がカーテンよりも難しい ・開閉時や風が吹いだ時の音が気になる |
ブラインドを選ぶ4つのメリット
- 見た目がスタイリッシュ
- 和室にも馴染みやすい
- 調光ができる
- 通気性がよい
【1】見た目がスタイリッシュ
ブラインドのメリットは、窓にフィットするスッキリした形状と、そのスタイリッシュさです。
ブラインドのスマート感は、カーテンなど他のアイテムではなかなか出せません。
カーテンのようにボリュームがなく、開けても閉めてもスッキリしたシルエットなので、ナチュラルでもモダンでも、様々なインテリアに合わせることができます。
【2】和室にも馴染みやすい
意外に思う人が多いかもしれませんが、ブラインドは和室にも馴染みやすいアイテムです。
「カーテンだとどうもしっくりこない……」という和室でも、ブラインドならピッタリ合うかもしれません。
ちなみにブラインドというと、オフィスにあるようなアルミ製の無機質なものをイメージする人が多いですが、実際はアルミ製以外にも、木製や布製など様々なものがあります。
<事例を詳しく見る>
→ 和室の大きな窓に合うオーダー木製ブラインドを取り付け 滋賀県大津市
【3】調光ができる
ブラインドは、視線を遮りつつも、光を室内に取り込めることがメリットです。
しかもスラット(羽)の角度を変えて、部屋に入る光の量を細かく調整することができます。
時間帯や季節にあわせて、部屋を過ごしやすい明るさに保てるでしょう。
【4】通気性がよい
ブラインドが、視線を遮りながら通すのは光だけではなく、風も適度に通すことができます。
風通しのよいお部屋で、快適に過ごすことができるでしょう。
ブラインドの見た目が、一般的なカーテンと比べて涼し気であるということもポイントです。
ブラインドを選ぶ4つのデメリット
- 遮音性や遮光性が低い
- お手入れが面倒
- 設置がカーテンよりも難しい
- 開閉時や風が吹き込んだ時の音が気になる
【1】遮音性や遮光性が低い
ブラインドは構造上、全部閉めていてもスラット(羽)にわずかな隙間が生じてしまい、光や音を完全に遮ることは難しいです。
どうしても音漏れしたり、外からの光漏れが気になったりということがあるでしょう。
この欠点を補うために、ブラインドとカーテンの両方を取り付ける人もいます。
後ほど、詳しく説明しましょう。
【2】お手入れが面倒
ブラインドのスラット(羽)の隙間は、とてもホコリが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。
しかしスラットをバラバラに外すことはできないので、1枚1枚丁寧にホコリを払うしかなく、これが意外と骨の折れる作業です。
特にアルミ製のブラインドは、静電気でホコリを吸着してしまうので、掃除をサボっていると、あっという間にホコリまみれになってしまうことが多いです。
【3】設置がカーテンよりも難しい
ブラインドを設置するときは、「メカ(ブラケット)」を取り付けて本体を差し込み固定します。
レールを隠す場合、さらに装飾部材「バランス」もはめ込む必要があります。
メカからブラインドの取り外しですが、自分でコツをつかむまでは、カーテンのように簡単に取り外しはできないことがネックです。
またブラインドは重たいので、取り外し時に転倒や落下に気を付ける必要があります。
【4】開閉時や風が吹き込んだ時の音が気になる
ブラインドのスラットが風でこすれたり、ブラインドが窓枠に当たったりして音が出ることがあります。
人によっては、「カシャカシャ」と耳障りに感じるかもしれません。
結局、カーテンとブラインドのどっちがいい?
ここまで述べてきた、カーテンとブラインドそれぞれのメリット・デメリットを踏まえると、どっちのアイテムを選ぶべきか、分かりやすくなってきます。
カーテンのほうがオススメな人
- 丸ごと洗濯できるほうがいい人
- 遮光性能や防音性能を重視する人
- 豊富な種類から選びたい人
- リーズナブルなほうがいい人
- 模様替えを何回かする予定の人
- 寝室やシアタールームに取り付ける人
- 華やかな雰囲気の部屋にしたい人
- 柔らかな雰囲気の部屋にしたい人 など
ブラインドのほうがオススメな人
- 部屋が狭く見えるのが嫌な人
- 部屋に入る光の量を調整したい人
- 通気性の良さを重視したい人
- 和室に取り付けたい人
- スッキリした印象の部屋にしたい人 など
「カーテンとブラインド、どっちも付ける」もアリ
先にも述べたように、カーテンの欠点・ブラインドの欠点を補うため、カーテンとブラインドの両方を取り付ける人も多いです。
上の写真は、当社が実際にお客様のお家に取り付けを行った事例です。
こちらのお客様は機能面よりもデザイン面を重視しておられ、「マンションギャラリーで見た窓辺を参考に、アジアンテイストにしたい!」というご要望があり、木製ブラインドとそれに合うゴールドのドレープカーテンをコーディネートしました。
<事例を詳しく見る>
→ 木製ブラインドとカーテンの組み合わせ!アジアンテイストなLDに
まとめ
カーテンとブラインド、どちらにもそれぞれのメリットやデメリットがあるアイテムです。
メリットだけに目がいって購入すると、後でデメリットが気になるかもしれませんし、デメリットを気にし過ぎると、選択肢が狭まってしまいます。
公平にメリットとデメリットを見て、失敗なくカーテンかブラインドを選びたいですね。
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