|
買い替え?そのまま?カーテンの光漏れを何とかする方法 | オーダーカーテン専門店による対策事例も紹介
- カーテンの“どこ”から光漏れしているのか?
- カーテンそのものを替えるかどうか?
カーテンの光漏れ対策は、上記の条件によって違った方法があります。
今回のコラムでは、カーテンの光漏れ対策について、”カーテンを買い替えるか、それとも買い替えないのか”という視点から、まとめていきたいと思います!
カーテンを「買い替えて」光漏れを対策する方法
現状、”カーテンから全体的にうっすら光が漏れている”ことが気になるなら、カーテンの遮光性能が低いのでしょう。
カーテン全体からの光漏れは、「遮光カーテンへの買い替え」で対策できる
カーテンを買い替える予定で、なおかつカーテンの光漏れをしっかり対策したいのであれば、やはり遮光カーテンがオススメです。
遮光カーテンの遮光性能は、「等級」という呼び方で分けられます。
1級遮光カーテン:人の顔が識別できない
2級遮光カーテン:人の顔はなんとか分かる
3級遮光カーテン:人の顔は識別できるが、作業するには暗い
カーテン全体からの光漏れをなくしたいなら、「1級遮光」もしくは「完全遮光」のカーテンを検討しましょう。
【関連コラム】
⇒ 遮光カーテンの等級って何? | 暗い部屋を作るためのポイント
ただし、どれだけ遮光性能が高いカーテンであっても、カーテン上端や両端、下端の隙間から入ってくる光漏れについては対策できません。
後述するカーテンバランス(上飾り)やカーテンボックスの取り付けによって、対策する必要があります。
光漏れ対策のカーテンをオーダーで買うなら「2倍ヒダ」や「リターン縫製」
オーダーカーテンであれば、カーテンに使う生地の量を決めたり、特殊な縫製を指定したりすることができます。
”光漏れを対策する”ことを重視するなら仕様は「2倍ヒダ(以上)」、レールも替えられるなら「リターン縫製」がオススメです!
--「2倍ヒダ」のカーテンは光漏れしにくい
オーダーカーテンでは、「ヒダをどうするか」自分で決めることができます。
窓枠ほぼぴったりでヒダ(山・谷)を作らない仕様を「フラット仕様」、既成カーテンにも多いスタンダードな仕様が「1.5倍ヒダ」、ゆとりを持たせてドレープを美しく見せる「2倍ヒダ」などです。
さて、光漏れ対策を重視するのであれば、先に述べたように「2倍ヒダ」以上の仕様がオススメ。
多少雑にカーテンを閉めても、隙間ができにくく、そこからの光漏れに悩まされることが少ないです。
- きっちりカーテンを閉めることが面倒くさい
- カーテンの真ん中や横の隙間からの光漏れが気になる
という人は、カーテンを2倍ヒダ仕様にすることを検討してみましょう。
《関連コラム》
--「リターン縫製」はカーテンサイドからの光漏れの対策になる
上の写真のように「リターン縫製」とは、カーテンの両サイドをレールの厚みぶん、内側へ折りたたんで仕立てることをいいます。
リターン縫製で仕立てると、カーテンサイドからの光漏れが起きにくくなり、さらに冷暖房(エアコン)効率がアップする効果が得られます。
《関連事例》
カーテンは「そのままで」光漏れを対策する方法
カーテンを替えずに光漏れ対策をする方法も、いくつかあります。
”どこから光漏れしているのか?”に着目して、最適な対策方法を選びましょう。
【1】カーテンバランス(上飾り)を取り付ける ※カーテン上端からの光漏れ対策
「カーテンバランス(上飾り)」は、装飾用のカーテン周辺アイテムです。
上の画像のようなカーテンバランスを取り付ければ、カーテン上部の隙間がうまく塞がり、光漏れの対策になるでしょう。
今は、カーテンバランスとカーテンが一緒になった「一体型カーテン」の需要が高く、カーテンバランス単体の品揃えが少ないことが難点です……。
簡単な裁縫ができるなら、カーテンに合う布を買ってきて手作りするのもありです。
《関連コラム》
⇒ カーテンの上飾り(バランス)とは? | 人気の種類や取り付け方を紹介
【2】リターンマグネットを取り付ける ※カーテンサイドからの光漏れ対策
壁にネジ穴を開けることが可能なら、「リターンマグネット」というアイテムが、カーテンサイドからの光漏れの良い対策です。
各社リターンマグネットの値段は、だいたい500~1,000円。カーテンレールを横に伸ばしたり、カーテンをお直しするよりは、安く簡単にできます。
【3】カーテンの裾に生地を後付けする ※カーテン下端からの光漏れ対策
これも裁縫ができることが条件になりますが、今のカーテンの下端に生地を足すことで、カーテン下端からの光漏れを対策できます。
今のカーテンと合わせておかしくない、生地選びのセンスが問われます。が、成功すればそれは、世界で1つのオリジナルカーテンとなるわけですから、少し嬉しいですね!
無難なのは、レースっぽい生地・フリンジっぽい生地の後付けでしょう。
★まずはチェック!フックにアジャスターはついている?
カーテン下端からの光漏れが気になる時、まずはフックをチェックしてみましょう。
フックの多くはアジャスター仕様になっています。現在の位置よりも、”さらに下がり”ませんか?
フックの大きさによりますが、アジャスターを下げるだけで、1~4cmくらいはカーテン位置を下にできます。つまり、下端からの光漏れが、軽減されるかもしれません◎
ただしアジャスターを下げ過ぎると、今度は上端から光漏れする可能性があるので、”上げすぎず・下げすぎず”なバランス調整が必要です!
オーダーカーテン専門店の光漏れ対策(事例)
以下では、オーダーカーテン専門の当店『メリーカーテン』が、実際に対応したカーテンの光漏れ対策の事例を、3つ紹介します。
【1】子ども部屋の光漏れ対策!1級遮光カーテンの取り付け
【2】なるべく安く光漏れ対策!カーテンボックスの取り付け
【3】カーテンを約12cm長くする!下端から光漏れが起きにくい
【1】子ども部屋の光漏れ対策!1級遮光カーテンの取り付け
まずは、シンプルに遮光性能が高いカーテンを取り付けた事例です。
新しい子ども部屋のカーテンに選んでいるのは、裏地つきの1級遮光カーテンです。
「カーテンを閉めればしっかり部屋が暗くなるようにしたい」という要望を叶えるものでした。
カーテンは「サンシャドー縫製」という特殊縫製で仕立てられており、巾(はば)継ぎ部分のミシン穴からの光漏れをおさえています。
⇒ 子ども部屋に遮光カーテン(サンシャドー縫製)を取り付け
(事例を詳しく知りたい人はコチラから)
【2】なるべく安く光漏れ対策!カーテンボックスの取り付け
続いて、カーテンボックスの取り付け事例です。
カーテンボックスの値段は素材により様々。
この時はお客様より、「なるべく安いほうがいい」とご要望がありましたので、安価な樹脂素材のカーテンボックスを採用しました。
安いですが、うっすらと木目がデザインされているので、いかにもプラスチックっぽい安っぽい雰囲気にはなりません!
⇒ 光が漏れないカーテンレールをお安く取り付け 宝塚市マンション
(事例を詳しく知りたい人はコチラから)
【3】カーテンを約12cm長くする!下端から光漏れが起きにくい
最後に、カーテンの丈伸ばし事例です。
こちらは「引っ越し先の窓に合わせたい」という理由でのご依頼でしたが、「同じことが光漏れ対策にも応用できるかも?」と思ったので、今回ご紹介しています。
カーテンの裾が3つ折で縫製してある場合は、カーテンの縦の長さを最大約30cm伸ばすことが可能です。
カーテンの縦の長さが伸びたら、当然ながらカーテンの下端からの光漏れはしにくくなります!
しかし、縫製の糸を抜いた穴が分かってしまうので、それでもいい場合に限られる光漏れ対策です。
⇒ 引越し先の窓に合わせてオーダーカーテンの寸法直し(丈伸ばしと幅詰め) 大東市
(事例を詳しく知りたい人はコチラから)
まとめ
以上、カーテンの光漏れ対策としてできることを、当社の事例とあわせてご紹介しました。
”どこからの光漏れが特に気になるのか”や、”カーテンを買い替えるかどうか”、そして”自分で切ったり縫ったりができるかどうか”で、取るべき対策方法は異なります。
いずれかの光漏れ対策を選ぶにあたって、このコラムが参考になれば幸いです◎
大阪で「カーテンの光漏れが気になる」「カーテンを買い替えて光漏れを改善したい」と、こうした希望がある人は、オーダーカーテン専門店の『メリーカーテン』にご相談ください!
|